現地11月25日から行われている国別対抗戦「デビスカップ by Raku…
現地11月25日から行われている国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」(スペイン・マドリード、オーストリア・インスブルック、イタリア・トリノ/11月25日~12月5日/室内ハードコート)ではこれまでコート上で多くのドラマが起きているが、コート外でも面白いエピソードが見られるようだ。ダニール・メドベージェフ(ロシア)のコメントを英Express紙が伝えている。【実際の動画】セルビアからのメッセージについて語るメドベージェフ【実際の動画】おもしろ動画(?)に笑うメドベージェフとジョコビッチ
今大会はトリノ、インスブルック、マドリードという複数の都市での同時開催。出場18ヶ国が3ヶ国ずつの6グループに分かれ、それぞれの都市で2つのグループがまず総当たり戦を実施。その後は準々決勝が行われ、最後はマドリードで準決勝と決勝が開催されるというフォーマットだ。大会1日目から4日目まではベスト8を懸けてグループステージの試合が行われ、ロシアはグループAでエクアドル、スペインにそれぞれ勝利し、首位通過を決めた。そんな彼らの元にはセルビアから多くの応援メッセージが届いていたと、メドベージェフは試合後の記者会見で語る。
「面白いよね。スペインとの試合中から、僕たちの元にはセルビアの選手たちからメッセージが届いていたよ。相手の名前を挙げるつもりはないけど、僕だけでなく多くの代表メンバーが、“行け!”“信じてるぞ”といった言葉を受け取っていたんだ」
これには、一足先にグループ戦を戦い終えていたセルビアが準々決勝進出をスペインと争っていたことが関係している。ロシアはエクアドル戦での快勝により、スペイン相手には勝たなくてもゲーム取得率でベスト8進出が可能だった。しかし、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)が1試合目を落とした後、メドベージェフは2試合目に6-2、7-6(3)でストレート勝ち。3試合目では「東京オリンピック」混合ダブルスの金・銀メダリスト、ルブレフとアスラン・カラツェフ(ロシア)のコンビが、4-6、6-2、6-4の逆転勝利を飾り、ロシアがスペインを2-1で下した。この結果、セルビアが前回王者のスペインを取得セット率で上回り、グループ2位でベスト8入りするチャンスをモノにしている。
なお、メドベージェフは「いい意味で面白かったよ。大会フォーマットにより、他国の人がテレビに釘づけになって僕たちを応援してくれるなんてね。別にスペインやセルビアを蹴落とそうと思っていたわけじゃないよ。僕たちは単に勝ちたかっただけで、それができて満足している」 と続ける。
メドベージェフはセルビアチームを率いる世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と親しくしており、「ATP1000 パリ」前には一緒に練習する姿も披露した。今大会中には、携帯電話で何かを見て笑い合う様子も目撃されている。そのため、記者会見で今回のスペイン戦勝利でジョコビッチにディナーをおごってもらわないといけないのではないかと聞かれると、「大会中はその時間がないだろうね。でもいつかおごってもらうかもしれないな」とジョークで返した。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全豪オープン」でのメドベージェフ(右)とジョコビッチ(左)
(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)