■コントレイル【中間調整】ぶっつけではあったが、ほぼキンキンの仕上げで挑んだ前走…
■コントレイル
【中間調整】ぶっつけではあったが、ほぼキンキンの仕上げで挑んだ前走の天皇賞・秋。スタートでやや態勢を崩す場面があり、許容範囲ではあったが想定よりは1列後ろの位置取りとなったようだ。直線ではさすがの脚力で抜け出してきたが、エフフォーリアを捉えられずの2着に終わっている。1番人気は裏切ってしまったが、超ハイレベル戦で上がり最速をマーク。負けて強しの一戦だった。その後は引退レースと明言したジャパンカップに向け、在厩で調整されている。レース後しばらくはプール調整で体をほぐし、11月11日の坂路追いで2F13秒2-13秒0(馬なり)をマークしたのが初時計。14日にはCWにも下ろされており、激戦だった前走からしっかり回復できたようだ。1週前のCW3頭併せでは5F62秒4(馬なり)と自己ベストの破格時計をマーク。
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【最終追い切り】1週前のCW追いである程度苛め、当週の坂路で走りのバランスと気持ちを整えるのがいつものパターン。ラストランの今回もそれをしっかり踏襲し、福永騎手を背に坂路単走。鞍上が感触を確かめるように軽くだけ促すと、まったくブレなく真一文字の勢いで登坂。ラストでは馬自ら気持ちを乗せ、重心を沈めて伸びた。
【見解】前走が究極レベルの仕上げ。レースでは上がり最速をマークしており、反動が懸念されるところだったが持ち前の強靭さでしっかり回復を果たしたようだ。1週前のCW追い、最終追いの坂路とまさに思い残すところのない仕上げを施されている。さすがに前走以上とまでは言えないものの、有終の美を飾るにふさわしい、万全の状態で出走できそう。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。