フランス杯はフリーで自己ベストを更新し3位 フィギュアスケートの樋口新葉(明大)は、21日まで行われたグランプリ(GP)シリーズ第5戦のフランス杯女子シングルで3位に入った。フリーでは3回転アクセルにも果敢に挑み、曲目「ライオンキング」を演…

フランス杯はフリーで自己ベストを更新し3位

 フィギュアスケートの樋口新葉(明大)は、21日まで行われたグランプリ(GP)シリーズ第5戦のフランス杯女子シングルで3位に入った。フリーでは3回転アクセルにも果敢に挑み、曲目「ライオンキング」を演じ切ったが、米国の名物記者は専門番組で「彼女が滑る時の笑顔を愛せざるを得ない」などと樋口を称賛している。

 フランス杯では合計204.91点を獲得した樋口。オレンジベースの煌びやかな衣装で登場したフリーでは3回転アクセルに着氷。細かなミスはあったものの、演技後にガッツポーズも見せ、得点は自己ベストを更新する141.04点をマーク。ショートプログラム(SP)6位から3位に順位を上げ、表彰台に立った。

 米国の名物記者ジャッキー・ウォン氏は、タラ・ニコラス氏が司会を務めるフィギュアスケート専門ポッドキャスト番組「アイストーク」に出演。樋口の3回転アクセルと復活について語っている。

 ウォン氏は「2018年世界選手権の練習リンクでの彼女(樋口)のことを覚えています。3Aに挑戦していました。この大会で披露はないと思っていましたが、いつか披露させるだろうなということを思っていました」と3年前のことを回顧。最近の樋口の3Aについてはこう語っている。

「約1週間前と、フランス杯のSPで転んでしまいました。ただ今シーズンのミスはこの2つだけです。残りの4度は成功させ、本当にアメージングだった。この復活は愛せざるを得ません。そして観客の前で彼女が滑る時の笑顔も愛せざるを得ないのです。私は応援します」

 トリプルアクセルに果敢に挑み、五輪シーズンで輝きを増す樋口をウォン氏は褒め称えていた。(THE ANSWER編集部)