国際招待競走・ジャパンカップ(GI、東京芝2400m)が28日、東京競馬場で行わ…
国際招待競走・ジャパンカップ(GI、東京芝2400m)が28日、東京競馬場で行われる。
このレースで引退となる昨年の無敗三冠馬コントレイル、ハイレベルな3歳世代の頂点に立った今年のダービー馬シャフリヤール、前走のアルゼンチン共和国杯を快勝したオーソリティ、京都大賞典で5年ぶりの復活Vを決めた2016年のダービー馬マカヒキに加え、今年は外国馬のジャパン、ブルーム、グランドグローリーの3頭も参戦する。
ここでは予想のヒントになる「血統傾向」を分析していく。
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■ダービー馬への過度な期待は禁物
東京芝2400mは、3コーナー付近の下り坂で一気にロングスパートの仕掛けが始まり、最後に長い直線を迎えるコース形状で、瞬発力だけでなくスピードの持続力が求められるタフな舞台設定だ。この傾向は、レースレベルが上がるほど顕著に現れる。
上図のように、長距離経験の少ない3歳馬が集まるダービーではスローペースになりやすく、スピードと瞬発力に長けているディープインパクト産駒の活躍が目立っている。それに対し、距離適性のある古馬が参戦するジャパンカップは、瞬発力だけでなくスピードの持続力も問われる条件となっているため、ディープインパクト産駒は【0-2-1-14】と不振傾向にある。一方で豊富なスタミナとスピードの持続力に長けているハーツクライ産駒が好成績を収めており、2019年スワーヴリチャード(3人気1着)や2017年シュヴァルグラン(5人気1着)がジャパンカップで好走している。
今年のダービー組からはディープインパクト産駒のシャフリヤールが出走してくるが、求められる好走条件が異なるジャパンカップなだけに、ダービーでみせた瞬発力が通用しない可能性が高い。
■スピードの持続力に富んだ米国ダートの血
2016年以降のジャパンカップ3着以内馬は以下の通り。
GI9勝のアーモンドアイやGI7勝のキタサンブラックなど、歴戦の名馬が名を連ね、実力通り決まりやすいレースではあるが、母父にスピードの持続力に優れる米国のダート血統を持つ馬が人気以上に好走していることがわかる。2017年に5番人気で1着のシュヴァルグランは母父Machiavellian(米国生産で種牡馬として、ドバイWCを2勝)、2019年に1着のスワーヴリチャードや2020年2着のコントレイルは母父Unbridled’s Song(父Unbridledがケンタッキーダービー、BCクラシック覇者)、2019年に5番人気で2着のカレンブーケドールは母父Scat Daddy(フロリダ・ダービーなど米ダートGI2勝)など、2016年以降、オッズ10倍以上で馬券になった馬の100%が、母父に米国ダートの血を持つ。
今年の該当馬は、以下の7頭。
・コントレイル(母父Unbridled’s Song) ・シャフリヤール(母父Essence of Dubai) ・ユーバーレーベン(母父ロージズインメイ) ・マカヒキ(フレンチデピュティ) ・モズベッロ(母父Harlan’s Holiday) ・サンレイポケット(母父ワイルドラッシュ) ・ウインドジャマー(母父アフリート)
中でも注目は、ユーバーレーベン。この馬自身がフローラSからのステップでオークスを制しているように、ゴールドシップ産駒の牝馬が芝2000mから芝2400mへの距離延長時【2-1-1-2】、勝率33.3%、複勝率66.7%、単回収値178、複回収値218、と穴を空けており、軽斤量を活かした一発に期待したい。
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文・SPREAD編集部