トップ選手を欠くドイツ、オーストリアとの対戦にジョコビッチ「過小評価することはない」

11月24日、男子国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten 2021ファイナル」(11月25日~12月5日)の記者会見が行われ、セルビア代表として出場するノバク・ジョコビッチ(世界ランク1位)が出席。ベスト8で終わった2年前の悔しさを語り、「最高の結果を期待している」と意気込んだ。

【画像】2010年以来となるデビスカップ優勝を狙うジョコビッチ

ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」ではベスト4に終わったものの、最多7度目の年間1位を決めたジョコビッチは、2年ぶりの開催となったデビスカップについて、「デビスカップ代表に戻ることができてうれしいよ。最後の思い出(2019年大会ベスト8)はとても悲しいものだったし、あの結末はみんな感情的になっていた。でも、もう一度やってやろうという気持ちも強かった。チームには素晴らしい相乗効果があり、これは成功に欠かせない要素の一つ。最高の結果を期待しているよ」とコメント。2年前の悔しさをバネにチームも一つにまとまっているという。

だが、残念なことにグループFの開催地であるオーストリアが、ロックダウンに入ったため無観客で開催。ファンが観戦することができない。「ファンがいなくなることは悲しい。ホームゲームではないが、ファンは我々の試合に不可欠なものだ。彼らから得られるエネルギーは、我々の原動力であり、情熱でもある。特にデビスカップでは、より多くの声援が許され、活気に満ちた雰囲気に包まれるんだ」と、ジョコビッチは残念がった。

セルビアと同じグループFには、ドイツとオーストリアがいるものの、それぞれのトップ選手であるアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とドミニク・ティエム(オーストリア)は欠場。セルビアにとって、予選ラウンド突破に大きなプラス材料となる。

それでも、「ベストプレーヤーがいないからといって、そのチームを過小評価することはない。僕たちは可能な限りのベストメンバーで臨むよ」と、兜の緒を締めたジョコビッチ。2年前の悔しさを晴らし、2010年以来となる優勝を果たすことができるのだろうか。

今大会は、予選を勝ち抜いた12ヵ国と前年ベスト4の4ヵ国、ワイルドカードの2ヵ国の全18ヵ国が参加。6つのグループに分かれ、ラウンドロビンが行われ、1位の6ヵ国とセット数とゲーム数で優れた成績を収めた2位の2ヵ国が準々決勝に進出する。

11月25日から12月5日にかけて、スペイン・マドリード、オーストリア・インスブルック、イタリア・トリノの3都市で開催。各都市で2つのグループのラウンドロビンが行われ、その後、インスブルックとトリノで準々決勝が1試合ずつ。マドリードで準々決勝の2試合と準決勝、決勝が行われる予定となっている。