「前編」ではシャフリヤールの不安材料を挙げ、消しの評価としたが、「後編」ではシャ…
「前編」ではシャフリヤールの不安材料を挙げ、消しの評価としたが、「後編」ではシャフリヤールに代わる本命、そして穴馬4頭を含めた対抗以下の結論を紹介する。
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■谷間世代の成長力に期待
本命には、前走の京都大賞典で2着に好走したアリストテレスを指名する。エピファネイア産駒は東京2400mのGIにこれまで4頭出走しており、デアリングタクト(20年オークス1着・20年ジャパンカップ3着)、ミヤビハイディ(21年オークス6着)、エフフォーリア(ダービー2着)と複勝率は75.0%を誇っている。東京競馬場でのレースはプリンシパルS6着以来となるが、当時に比べて力を付けている今なら「血」が騒ぐ可能性が高い。また自分の取りたいポジションを確保できる競馬センスを持ち合わせていることも強みで、キセキが4角で先頭に立つタフな展開になった場合に展開利を受けるのはこの馬だろう。併せた時に発揮する勝負根性でコントレイルへの雪辱を果たす絶好の舞台設定でもある今回は、まさに「買い」だ。
対抗は外国馬のブルーム。ブルームの父オーストラリアの母は2006年のジャパンカップでディープインパクトから2馬身半差の3着に好走したウィジャボードという日本の馬場に適性を示している血統で、前走のBCターフのような高速決着にも対応するなどといった「ジャパンカップ向き」の一頭だ。同馬に騎乗するのも日本に馴染みの深いR.ムーア騎手で、かつては東スポ杯2歳Sでコントレイルに騎乗し圧勝している。つまりコントレイルの勝ち方も知っているが「コントレイルの弱点」も把握しているだろう。先行脚質で展開も読みやすいレース傾向となりそうなだけに、今回は「名伯楽A.オブライエン×R.ムーア」の戦略がいかにもハマりそう。2005年以来となる外国馬の激走に期待してみたい。
以下、押さえでコントレイル、サンレイポケット、ユーバーレーベン、ジャパン、オーソリティとする。サンレイポケットは前走の天皇賞・秋で初のGI挑戦ながら4着に好走した。上がりはグランアレグリアよりも速い末脚を繰り出しており、外伸びのトラックバイアスを加味してもインから伸びてきた競馬の内容は素直に評価すべきだろう。東京2400mの舞台もジューンS(3勝クラス1着)にて経験済みで、ノンプレッシャーで挑める今回は配当的にも絶好の狙い目。
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文・西舘洸希(SPREAD編集部)