現地19日、世界トップ8の選手たちが出場するシーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/11月1…
現地19日、世界トップ8の選手たちが出場するシーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/11月14日~11月21日/室内ハードコート)の6日目は、グループステージ3試合目が行われ、準決勝に進む最後の一人が決まった。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが報じている。【マッチハイライト動画】ルード vs ルブレフ/ATPファイナルズ 6日目【マッチハイライト動画】ジョコビッチ vs ノリ―/ATPファイナルズ 6日目
この大会では出場者8人が4人ずつ2つのグループに分かれて総当たり戦を行い、各組上位2位の選手たちが勝ち抜き戦へと進む。この6日目は、前日の「レッド・グループ」に続いて「グリーン・グループ」の面々が総当たり戦の最後の試合を戦った。
この日、最も注目を集めたのは第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)の対戦。ともに今大会ここまで1勝1敗の二人の勝った方が準決勝に進めるという直接対決では、強烈なフォアハンドを武器とする両選手が一進一退の熱戦を繰り広げた。
先手を取ったのは、過去ルードに4戦全勝のルブレフ。1-1から4ゲームを連取し、6-2で第1セットを取る。第2セットでもルブレフが先にブレークするが、直後のゲームでゲームポイントを得ながら3ポイント続けざまに奪われてブレークバックを許す。ルードは6-5で迎えた第12ゲーム、ラインいっぱいのフォアハンドを決めて3つのセットポイントを掴み、その2つ目をモノにしてセットカウント1-1とした。
最終セットはさらに熱い展開となり、2-2で迎えた第5ゲームでルブレフがルードのミスショットからブレークに成功してガッツポーズ。しかし直後のゲームでラリーに連続で競り負け、すぐさまブレークバックされてしまう。第10ゲーム、ルブレフのドロップショットが甘くなったところをルードがフォアハンドで決めてデュースとするが、ルブレフが辛くもキープし5-5。第11ゲームではルードのショットが荒れた上、ダブルフォールトで相手にブレークポイントを与えたものの、なんとかしのいだ。結局、勝負の行方はタイブレークに持ち込まれる。まずはルードがボレーでミニブレークに成功し4-2とするが、ルブレフのショットがコードボールとなりミニブレークで5-4に。しかし直後にスマッシュで再びミニブレークに成功したルードが2つのマッチポイント。最初のポイントはルブレフがサービスエースでしのぐが、続くポイントでルードがこの日14本目のサービスエースを決め、2-6、7-5、7-6(5)の逆転勝利でベスト4進出を果たした。
ルブレフとの対戦5試合目にして大きな初勝利を手にしたルードは試合後、テレビカメラへのメッセージで「ありがとう、トリノ」と綴っている。
「アンドレイはツアーの誰よりも激しくボールを打つし、相手を走らせるプレーをするから、簡単な試合ではなかったよ。炎には炎で対抗しなければならないとわかっていた。勝負どころで賢くプレーすることができたと思う」と語るルード。第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)との準決勝については、「同じようにタフな試合になるだろうね。彼とは過去に何度か対戦したけど、いずれも敗れている。楽しいチャレンジになるね」と述べている。
敗れたルブレフは「キャスパーがいいプレーをしたね。彼はツアーでも屈指の素晴らしいフォアハンドを持っている。僕のサーブが緩くなってしまった時、彼にフォアハンドで返されると何もできなかったよ」とルードを称えた。
同組のもう1試合は、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)の首位通過がすでに決まっているため消化試合に。ジョコビッチが第10シードのキャメロン・ノリー(イギリス)に3ゲームしか与えず、6-2、6-1で快勝を収めた。
グループステージ3連勝を飾り、準決勝で第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦するジョコビッチは、「明日の準決勝のことは考えないようにしたよ。キャメロンと顔を合わせたのはこれが初めてだったけど、彼のゲームを分析し、戦術を考えて、それをうまく実行することができた。僕のテニスは試合ごとにどんどん良くなっている。重要な2試合(準決勝・決勝)を控えた段階でのレベルにとても満足している」と話している。
「Nitto ATPファイナルズ」では、ダブルスでもベスト4が決定。「グリーン・グループ」からは第4シードのマルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)ペアが1位、第1シードのニコラ・メクティッチ(クロアチア)/マテ・パビッチ(クロアチア)ペアが2位通過、「レッド・グループ」では3連勝の第2シードのラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)ペアが1位、第3シードのピエール ユーグ・エルベール(フランス)/ニコラ・マウ(フランス)ペアが2位通過を決めている。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのルード
(Photo by Julian Finney/Getty Images)