ボールを持っていないないときが問題だ。 ダミアン・カラウナ ヘッドコーチは言った。 世界のトップレベル相手からでもトライは奪えるし、2つのトライは素晴らしかった。 指揮官は選手たちをそう評価もした。 4月7日から始まったHSBCワールドラ…

 ボールを持っていないないときが問題だ。
 ダミアン・カラウナ ヘッドコーチは言った。
 世界のトップレベル相手からでもトライは奪えるし、2つのトライは素晴らしかった。 指揮官は選手たちをそう評価もした。
 4月7日から始まったHSBCワールドラグビーセブンズシリーズ 2016-2017第7戦 香港大会の2日目。プールCの男子日本代表はこの日の初戦、プールマッチ2試合目となるニュージーランド戦に40-14で敗れた。

 キックオフ直後、先制トライを奪われた。
 蹴り込んだボールをニュージーランドに確保され、右に展開される。DJフォーブスに右タッチライン際を走られて大きくゲインを許した。内側をサポートしていたディラン・コリアーにつながれてインゴールに入られた。
 前半3分には敵ゴール前10メートルまで攻め込みながら、ブレイクダウンでターンオーバーされて切り替えされる。いっきにトライラインまで走り切られて追加点を許すと、5分30秒過ぎにもタックルミスから防御を破られる。いずれもミスから3トライを失った。

 早い時間に主導権を渡してしまったが、日本もボールを手にすれば前に出られた。
 前半ラストプレーでは、敵陣深くで得たPKから左に大きく展開。チョネ・ナイカンブラが左隅に押さえて7-19のスコアでハーフタイムに入った。しかし、後半立ち上がりにトライを許して差を開かれる(7-26)。
 3分過ぎ、ピッチ中央でのFKから攻めて副島亀里ララボウラティアナラが右サイドを駆け上がり、シオシファ・リサラのトライを呼ぶも(14-26)、その後2つのトライを許して失点は40点に達した。最後の2つのトライもPKから攻められたものと、タックルミスが絡んだもの。ディフェンスの弱さを露呈した。

 プールCでの残り1試合はウエールズが相手。大会初日にニュージーランドに食い下がり(7-19)、2日目にはフィジーと引き分けて(17-17)好調を維持している。
 難敵だ。防御を固めて自分たちから仕掛けたい。