メキシコ・モンテレイで開催された「アビエルト GNP保険(メキシコ・オープン)」(WTAインターナショナル/4月3~9日/賞金総額25万ドル/ハードコート)は9日、シングルス決勝が行われ、第2シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロ…

 メキシコ・モンテレイで開催された「アビエルト GNP保険(メキシコ・オープン)」(WTAインターナショナル/4月3~9日/賞金総額25万ドル/ハードコート)は9日、シングルス決勝が行われ、第2シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)が第1シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を6-4 2-6 6-1で破り、大会4度目の優勝を飾った。

 世界16位のパブリウチェンコワは、パワーでケルバーを圧倒した。49本のウィナーに8本のサービスエースを奪い、対するケルバーは14本のウィナーに3本のサービスエースだった。ちなみにパブリウチェンコワは31本のアンフォーストエラーと8回のダブルフォールトをおかし、ケルバーは10本のアンフォーストエラーと2回のダブルフォールトという内容だった。

 パブリウチェンコワは2015年10月のリンツ(WTAインターナショナル)以来、一年半ぶりのタイトル獲得となる。キャリア通算9度目の優勝で、そのうち今大会は2010、2011、2013、2017年と4度の優勝を数える。今季はここまで16勝7敗の戦績で、全豪オープンとインディアンウェルズ(WTAプレミア・マンダトリー)ではベスト8入りするなど、好調さを見せている。

 世界1位のケルバーは、昨年の全米オープン優勝を最後にタイトルから遠ざかっており、決勝進出は同年10月のWTAツアー最終戦(シンガポール)以来だった。

 両者の対戦成績は今回で一つ縮まり、5勝4敗で依然ケルバーがリードしているが、パブリウチェンコワは今回の決勝と2013年大会の決勝で,いずれもケルバーをフルセットで倒し、優勝している。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)