ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)2017シリーズ第1戦の決勝が4月8日、岡山国際サーキットで開催された。空は厚い雲で覆われ、スタート前のグリッドでは小雨がぱらつくあいにくのコンディション。ほとんどのチームはグリッド上にウェットタ…
ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)2017シリーズ第1戦の決勝が4月8日、岡山国際サーキットで開催された。
空は厚い雲で覆われ、スタート前のグリッドでは小雨がぱらつくあいにくのコンディション。ほとんどのチームはグリッド上にウェットタイヤを用意するも、全車ドライタイヤのままスタートを迎える。
ポールポジションは昨年のPCCJスカラシッププログラムドライバー#89三笠雄一。公式予選で岡山国際サーキットのコースレコードを更新する1分32秒279をマーク。2番手には今年の同スカラシッププログラムドライバー#17上村優太が続く。そして、3番手にはジェントルマンクラスの#9武井真司が食い込み、以下、今年はオーバーオールでの参戦となる昨シーズンのジェントルマンクラス王者#7星野敏、ジェントルマンクラスの#32永井秀貴、#24 Go MAXというオーダー。
15周の決勝レースがスタートすると、#89三笠が抜群のスタートを見せてホールショットを奪い、それに#17上村が続いていく。#89三笠は徐々に2番手の#17上村との差を広げていく。一時は2秒以上の差がついたが、レース中盤にピックアップを拾ってしまいペースがダウン、#17上村が背後に迫ってくる。しかし、その後#89三笠は再びマージンを広げ、一度もトップを譲ることなく開幕戦を制した。
2位は#17上村、3位にはグリッド3番手からスタートした#9武井がポジションをキープしたまま入り、ジェントルマンクラス優勝を果たした。4位は予選4番手の#7星野がポジションそのままにゴールを迎えた。
#9武井が優勝を飾ったジェントルマンクラスは、スタートで#24 Go MAXが2番手にポジションアップするも、ジャンプスタートの判定を受けドライブスルーペナルティーに。これで順位を大幅に下げ、2番手争いは#6 MASANORI YONEKURA、#11 Fukujirou、#2田島剛、#32永井、#25 内山清士、#99 佐野新世、#77浜崎大の7台が接近戦を繰り広げる。
各車とも抜くに抜けない展開となり、隊列を組んで周回を重ねていくが14周目にアクシデント発生。3コーナーで、#2田島、#32永井、#25内山の3台が絡み#32永井はスピンを喫して順位を落としてしまう。また、最終ラップのダブルヘアピンでは#11 Fukujirouがラインを外し、そこに飛び込んだ#2田島が接触するもそのままゴール。2位は#6 MASANORI YONEKURA、3位にはPCCJ初レースとなった#11 Fukujirouが表彰台に昇った。
#89三笠雄一
#89三笠雄一
#17上村優太
#9武井真司
#17上村、#89三笠、#9武井(左から)
#6 MASANORI YONEKURA
#11 Fukujirou
#6 MASANORI、#9武井、#11 Fukujirou