プレミアリーグで2022年から約30年ぶりの立見席が復活することになった。イギリス『BBC』が伝えている。 イギリスのス…

プレミアリーグで2022年から約30年ぶりの立見席が復活することになった。イギリス『BBC』が伝えている。

イギリスのスポーツ担当政務次官ナイジェル・ハドルストン氏は8日、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、トッテナム、チェルシーの4クラブ、チャンピオンシップ(イングランド2部)のカーディフ・シティの合計5クラブに対して、2022年1月1日から認可された安全な立ち見席を設置する承認を与えたことを発表した。

イギリス政府は、9月にスポーツ・グラウンド・セーフティー・オーソリティ(SGSA)に対し、プレミアリーグとチャンピオンシップの一部の試合会場で、安全な立ち見席を試験的に設置するよう指示していたが、このたび、認可された立ち見席を設置することが正式に決定した。

イングランドでは、1989年にヒルズボロ・スタジアムで行われたFAカップ準決勝、リヴァプールvsノッティンガム・フォレストにおいて、ゴール裏の立見席に収容能力を上回る大勢のサポーターが押し寄せたことが原因で発生した、リバプールサポーター97名が犠牲となる同国スポーツ史上最悪の事故が発生。この事故をキッカケに立見席が廃止されていた。

しかし、それ以前の伝統的な観戦スタイルの復活を望む声も多く、幾度となく立見席の復活が議論されてきた。

そして、今回政府が求める安全基準を満たした前述の5クラブがテスト対象に選出された。

なお、5クラブは今回の承認を受け、来年1月の本格導入に向け、ホームとアウェイの両方にバリアー付きのシートの設置や、プレーの中断中に観客が座ることができるように、上または下の位置にロックできないタイプのシートの設置など、いくつかのスタンドの改修作業が求められる。

また、同エリアにおける観客の行動規範を定め、何らかの事件が発生した際に人物を特定するための防犯カメラの設置も求められる。