14日に阪神競馬場で行われる第46回・エリザベス女王杯(GI、芝2200m)の過…
14日に阪神競馬場で行われる第46回・エリザベス女王杯(GI、芝2200m)の過去10年データを紹介する。
秋華賞でソダシやユーバーレーベンらを破り、ラスト1冠を手にした3歳牝馬アカイトリノムスメ、オールカマーなど重賞3勝を挙げているウインマリリン、オールカマー2着馬のウインキートス、大阪杯でコントレイルを破ったレイパパレなど出走予定だ。
ここでは予想のヒントになる「脚質傾向」を分析していく。
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■極端な脚質の逃げ・追い込みは苦戦傾向
過去10年、逃げ【0-2-0-8】、先行【2-6-2-26】、差し【8-2-7-60】、追込【0-0-1-48】と中団で競馬を運ぶことが出来る馬が活躍している。中でも差し脚質は最多タイとなる8勝を挙げ、馬券内に17回好走している。
また、上がり3Fの順位ごとの成績は以下の通り。
1位 【5-1-4-4】 勝率35.7% 連対率42.9% 複勝率71.4% 2位 【1-1-1-7】 勝率10.0% 連対率20.0% 複勝率30.0% 3位 【1-1-1-7】 勝率10.0% 連対率20.0% 複勝率30.0% 4・5位 【2-2-1-19】 勝率8.3% 連対率16.7% 複勝率20.8% 6位~ 【1-5-3-107】 勝率0.9% 連対率5.2% 複勝率7.8%
昨年から阪神競馬場での施行となっているが、2020年も上がり1~3位の末脚を繰り出した馬が上位を占める結果となっており、京都から阪神へのコース替わりも脚質の観点では影響はないようだ。また、同条件の宝塚記念においても上がり最速馬の連対率が100%と優秀な成績を収めており、今年の宝塚記念は上がり最速の末脚を繰り出したクロノジェネシスが1着となっている。
上位人気想定のレイパパレは今年の大阪杯で上がり最速を叩き出したが、オールカマーでは展開にも恵まれず4着に惜敗。そのレイパパレをオールカマーで上がり最速の末脚を繰り出し差し切ったのはウインマリリンだった。
ウインマリリンは上位人気に想定されるが、どのポジションでも末脚が崩れないこの馬を中心に馬券を購入することが的中のヒントになりそうだ。
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文・SPREAD編集部