21歳以下のトップ8選手を対象としたシーズン最終戦「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」(イタリア・ミラノ/1…

21歳以下のトップ8選手を対象としたシーズン最終戦「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」(イタリア・ミラノ/11月9日~11月13日/室内ハードコート)開幕が近づく中、グループ分けとルール変更が発表された。大会公式サイトやATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが報じている。【関連記事】論争に終止符?トイレ休憩とメディカルタイムアウトのルールをATPが改正へ

「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」では、8人の出場者が4人ずつの2グループに分かれて総当たり戦を行い、各グループの上位2人、計4人が勝ち抜き戦に進出する。

グループAの面々は、世界ランキング32位の18歳カルロス・アルカラス(スペイン)、世界63位の20歳ブランドン・ナカシマ(アメリカ)、世界91位の19歳フアン マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン)と世界109位の18歳ホルガ ビートス ノディシュコフ・ルーン(デンマーク)。一方のグループBには、世界39位の21歳セバスチャン・コルダ(アメリカ)、世界58位の19歳ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、世界111位の20歳セバスチャン・バエス(アルゼンチン)、世界67位の21歳ユーゴ・ガストン(フランス)が入った。選手たちは先週、続々と現地入りし、トレーニングを行っている。

2017年から始まったこの大会は、新しいルールをいち早く試す場としても利用されているが、今回いくつかのルール変更が加えられることになった。例えば、 同大会では男子のトーナメントとしては珍しく試合中のコーチングが認められているが、これまでは選手とコーチがヘッドセットを使ってやり取りしていたのに対し、今回はコートサイドから直接指示を送ることが可能に。また、グランドスラムなどで度々問題となってきたトイレ休憩に制限時間が設けられることになった。原則3分以内で、着替える場合は最大5分までとなる。また、メディカルタイムアウトは各選手、試合ごとに1回取ることができる。

そのほかにも、以前から1セットが4ゲーム制、アドバンテージの廃止など、時間短縮のために変則的なフォーマットになっているが、選手たちはこうしたルールやフォーマットも気にならないようだ。ナカシマは「ここで新しいフォーマットを試せるのはいい機会になるね。ワクワクするよ。アドバンテージがないことで1ポイントがより重要になり、ゲーム展開がとても速いため、試合開始直後から目の離せない展開になるだろう」と述べている。

元世界王者のフアン カルロス・フェレロ(スペイン)をコーチに持つアルカラスは、あるルールを歓迎。「プレー中にコーチと話せるのはすごくいいことだね。今大会で試すだけじゃなく、将来も採用されればいいと思うよ」

ボールキッズたちの負担を軽減するためにタオル手渡しを廃止したり、ショットクロックを採用したりと、今ではATPツアーレベルでも使われているルールが「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」では率先して採用されてきたが、今回新たに加わったルールの中で今後本格採用されるものはあるだろうか。試合はもちろん、そうした新ルールの効果にも注目したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」に臨むムゼッティ

(Photo by Julian Finney/Getty Images)