現在開催中の女子の国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ by BN…

現在開催中の女子の国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ by BNPパリバ ファイナルズ」(チェコ・プラハ/11月1日~11月6日/室内ハードコート)では4日までグループステージが戦われ、現地5日に準決勝が行われた。WTA(女子テニス協会)公式ウェブサイトなどが報じている。【関連記事】金メダリストのベンチッチ、スイスに初の栄冠をもたらせるか[BJK杯ファイナルズ]

このファイナルズには前回決勝進出チームやクオリファイアーズ・ラウンドで勝利したチームなど、全12ヶ国が参加。各3チーム、4グループに分かれてグループステージを戦い、各グループ首位の4チームが準決勝で対戦。勝利した2チームが本日決勝で、世界一を決める。

準決勝ではまずアメリカとロシアが対戦。アメリカは歴代最多となる過去18回の優勝を誇る。一方のロシアは2000年代にその強さで他を圧倒、10年間に4度大会を制したが、最後に優勝したのは2008年。決勝進出も2015年以後はなく、久しく栄光から遠ざかっている。

そんなアメリカとロシアは、シングルスでは互角の戦いを見せた。まず世界ランキング40位、22歳のリュドミラ・サムソノワ(ロシア)が元全米女王のスローン・スティーブンス(アメリカ)に1-6、6-4、6-3で逆転勝利。すると第2試合では世界30位のダニエル・コリンズ(アメリカ)が、全仏準優勝のアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)との2時間42分に及んだ熱戦を、6-7(9)、7-6(2)、6-2とやはり逆転で制し、勝負は最後のダブルスに持ち込まれる。

だがダブルスでは、サムソノワとダブルス世界11位である24歳のベロニカ・クデルメトワ(ロシア)のペアが、シェルビー・ロジャーズ/ココ・バンダウェイ(アメリカ)ペアに6-3、6-3で快勝。6年ぶりとなる決勝進出を決めた。

そしてもう1組の準決勝、スイス対オーストラリアは、まったく対照的な展開を見せた。まず今大会で初めてのシングルス出場となった世界39位のジル・タイヒマン(スイス)が、ベルギー戦で世界18位のエリース・メルテンス(ベルギー)を破っていた世界131位のストーム・サンダース(オーストラリア)に6-0、6-3で圧勝。更にオリンピック金メダリストのベリンダ・ベンチッチ(スイス)が世界43位のアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)を6-3、6-2で打ち負かすと、ダブルスを待たずして勝利を決めた。「祖国を代表してプレーするのが大好き」と語っていたベンチッチは、ここまでシングルス3勝、ダブルス1勝と、まさに八面六臂の活躍ぶりだ。

スイスがこれまでに決勝に進出したのは1998年の一度だけで、その時は5度優勝のスペインに敗れている。今度こそ悲願の優勝を果たすことができるだろうか。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「フェドカップ」でのクデルメトワ

(Photo by Paul Ursachi/MB Media/Getty Images)