今年を代表する言葉を選出する恒例イベント「2021ユーキャン新語・流行語大賞」の30候補が発表され、 メジャーリーグ(…

 今年を代表する言葉を選出する恒例イベント「2021ユーキャン新語・流行語大賞」の30候補が発表され、 メジャーリーグ(MLB)エンゼルスの大谷翔平投手(27)に関連する「リアル二刀流」と「ショータイム」がノミネートされた。

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 今年の野球界トピックは他にも侍ジャパンの五輪金メダル、プロ野球はヤクルトとオリックスの前年最下位アベック優勝も話題となった。それでも野球界から「流行語」に選ばれたのは大谷関連の2つだけ。大谷の活躍は海を越えて、日本でも今年を象徴する大きな関心事だった。

 「リアル二刀流」の言葉は、打者で46本塁打、投手で9勝をマークし、投打二刀流をMLBで現実のもの(=リアル)として認知させたことが大きい。もう一方の「ショータイム」は大谷の名前の「翔(Sho)」が由来で、見せ場を意味する「SHOW TIME」とかけてファンやメディアの間で愛用されている。

 大谷のパフォーマンスは今季、米国内でもさまざまな表現で形容されてきた。大谷を伝える言葉のなかから印象的だった賛辞の言葉、炎上したコメントをピックアップした。

 

【称賛部門】

◆「大谷はバナナだ!」
5月、MLB公式ツイッターが発信。バナナには英語で「頭のおかしい、気の狂った」という意味も含まれ、投打で規格外の活躍を「バナナ」と表現したようだ。昨季までの大谷は故障などで万全でなかったが、メジャー4年目に大ブレークし「一皮むけた」ということか。活躍するごとに大谷への表現もエスカレートしていったが、「バナナ」は日本人が聞いたらズッコケそうな変化球だった。

◆「ユニコーンだ!」
4月、エンゼルスのチームメート・ウォルシュの言葉。自身も二刀流に挑戦して難しさを痛感している同僚が「彼を要約するならユニコーン」と空想の生き物にたとえ、解説者やメディアでも使われるようになった。二刀流の先駆者だった「ベーブ・ルースの再来」のフレーズが定番だったが、やがて「人造人間」「魔法使い」「フランケンシュタイン」といった、この世に存在しないくらい人間離れした存在にたとえられることが増えていった。

【炎上部門】

 

 

◆「メジャーの顔は通訳必要としない」
7月、米国の人気コメンテーター、スティーブン・A・スミス氏がテレビ番組で発言。大谷について「メジャーの顔になる選手が、通訳を必要とするような人物なんてね。MLBにとってマイナス。顔というのはハーパーやトラウトのような選手であるべき」などと話した。これが差別的だと大問題になり、SNSなどに批判が殺到。歯に衣(きぬ)着せぬ発言が売りの同氏も「大変な失言だった」と釈明に追われた。

◆「誕生日、クソ野郎!」
7月5日、レッドソックス投手のアダム・オッタビノが発言。27歳の誕生日だった大谷が1点を追う9回2死一、二塁のチャンスで凡退し、最後の打者になった。二ゴロに打ち取ったオッタビノは感情を爆発させ、大谷に向かって言葉をさけんだ。米メディアなどで「Happy Birthday,bitch(誕生日おめでとう、クソ野郎)」という内容だったと拡散され、問題視された。「そういうつもりはなかった。アドレナリンが出すぎた」と35歳ベテランリリーバーは謝罪した。

 メジャーで異色のスターとなった大谷には称賛の言葉があふれ、反対にネガティブなコメントがSNSで炎上する騒動も起こった。「大谷翔平」の存在自体が流行語といっていいほど、野球界を盛り上げた1年だった。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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