現地4日、シーズン最後のマスターズ大会である「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/11月1日~11月7日/室内ハード…
現地4日、シーズン最後のマスターズ大会である「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/11月1日~11月7日/室内ハードコート)の大会4日目が行われ、ベスト8が決定。シーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」への出場権争いもいよいよ大詰めを迎えている。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが報じた。【実際の動画】棄権したモンフィスがファンへメッセージ【実際の動画】ファイナルズ出場を決めたルードが笑顔でインタビュー【ドロー表】「ATP1000 パリ」
第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、第15シードのガエル・モンフィス(フランス)が内転筋を痛めて試合前に棄権したため、戦わずして準々決勝進出。一方、第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はそれぞれ苦戦を強いられた。
メドベージェフは世界39位のセバスチャン・コルダ(アメリカ)相手に第1セットの第6ゲームで3度あったブレークチャンスを逃した後、終盤にサービスゲームを落としてそのセットを奪われてしまう。しかし、「冷静さを失わず、高いレベルを保ち続けた」ことで盛り返し、4-6、6-1、6-3と逆転勝利を収めた。
ズベレフの方は、第16シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)とフルセット、そのうち2セットはタイブレークという接戦に。最初の2セットで両者がブレークしたのはわずか1回ずつという締まった展開に、ズベレフも「素晴らしい試合だった。グリゴールがとても高いレベルのプレーをしたので、僕もすべてを出し切ったよ」と振り返る。試合はセットカウント1-1で迎えた最終セットで、ディミトロフが7度あったブレークチャンスをすべてフイにしたのに対し、ズベレフは2度の機会をどちらもモノにして、ゲームカウント2-3から4ゲーム連取。7-6(4)、6-7(3)、6-3と勝利している。
第6シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)は、予選勝者の世界57位マルコス・ギロン(アメリカ)に6-2、6-1の快勝。これにより、「Nitto ATPファイナルズ」の出場権をノルウェーの選手として初めて獲得した。
ツアー最多タイの優勝5回という最高のシーズンを送っている22歳のルードは、出場権獲得を受けて「信じられないような最高の一年を完璧な形で締めくくることができる。この出場権争いが熾烈だったので、ここしばらくはストレスが凄かったけど、一人のテニスファンとして楽しくもあったね」と述べている。
これによって出場枠が残り1つとなる中、第7シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)は今大会で波乱を起こしてきたラッキールーザーの世界58位ドミニク・コプファー(ドイツ)に逆転勝利を収め、あと1勝で出場権を手にできるところまで迫っている。2回戦で敗れた第8シードのヤニク・シナー(イタリア)とともに出場権を争ってきた第10シードのキャメロン・ノリー(イギリス)は、世界26位のテイラー・フリッツ(アメリカ)にストレート負けで崖っぷちに。
あとは、ラッキールーザーの世界71位アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)との同国対決を制した世界55位のジェームズ・ダックワース(オーストラリア)、18歳で世界35位のカルロス・アルカラス(スペイン)との若手対決を制した予選勝者の21歳、世界103位のユーゴ・ガストン(フランス)がベスト8入りを果たしている。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP250 キッツビューエル」でのルード
(Photo by Markus Tobisch/SEPA.Media /Getty Images)