明治安田生命J1リーグ第34節、ヴィッセル神戸vsベガルタ仙台が3日にノエビアスタジアム神戸で行われ、ホームの神戸が4-…

明治安田生命J1リーグ第34節、ヴィッセル神戸vsベガルタ仙台が3日にノエビアスタジアム神戸で行われ、ホームの神戸が4-2で勝利した。

前節名古屋グランパスとの3位争い直接対決をドローで終えた神戸はスタメンを1枚変更し、佐々木に代えて中坂を起用。システムは変わらず、[4-4-2]を採用し、イニエスタがトップ下を務める形となった。

一方、前節サンフレッチェ広島に勝利し、残留争いに踏み止まった仙台。こちらも前節からスタメンを1枚のみ変更し、松下に代わり上原が入った。システムは [4-4-2]から変わらず、赤崎と富樫が2トップを組む形となった。

立ち上がり、いきなりスコアが動く。4分に神戸が左サイドでFKを得ると、イニエスタの正確なキックにボックス内の武藤が頭で合わせ、開始早々に先制点を奪った。出鼻をくじかれる形となった仙台だが、その2分後に追いつく。左サイドのFKは一旦神戸の菊池にクリアされるも、そのこぼれ球を拾った石原が左サイドを突破してクロスを上げると、大外から走り込んできた真瀬が右足で合わせ、同点ゴールを決めた。

その後は拮抗した展開が続いたが、35分に右サイドでボールを持った武藤からボックス手前のドウグラスにパスが出ると、そのドウグラスは意図的にボールを浮かし、相手ディフェンダーをかわしたうえで、ボックス右から強烈なボレーシュート。これがゴール左隅に突き刺さり、神戸が勝ち越しに成功した。

再びリードされる状況となった仙台は前線からのプレッシャーでボール奪取を試みるが、44分にアピアタウィア久が左サイドを突破した武藤を後ろから倒すと、この日2枚目のイエローカードを提示され、退場。直後に訪れたピンチこそヤクブ・スウォビィクのスーパーセーブで防いだものの、厳しい状況でハーフタイムを迎えることになった。

後半[4-4-1]の形を採用した仙台に対して、数的有利の神戸が押し込む展開に。51分には武藤のパスに抜け出したドウグラスがシュートを放ったが、これは枠外に外れた。苦しい状況の仙台だったが、7分に左CKのショートコーナーからクリアボールを中央で拾った関口がボックス外から強烈なシュート。これはポストに直撃したものの、こぼれ球を詰めていた加藤が押し込み同点に追いついた。

まさかの展開となった神戸は60分にリンコンと負傷から復帰した山口蛍を投入。すると、この采配がいきなり功を奏することに。62分、相手のバイタルエリアでイニエスタと武藤が富田にプレスを仕掛けボールを奪うと、こぼれ球に反応した山口蛍が強烈なミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、再度勝ち越しに成功した。

攻勢を強める神戸は64分にも左サイドを抜け出したリンコンがボックス中央に走り込んだドウグラスにクロス。決定的かに思われたが、ヤクブ・スウォビィクの好セーブによって得点ならず。直後の仙台のカウンターでは右サイドを突破した真瀬からボックス中央の関口にボールが送られたが、ボールをコントロールできず大きく枠外に外れた。

70分、仙台のビルドアップのミスによりピッチ中央でボールを拾ったリンコンから左サイドを駆け抜けてきた大崎にボールが送られる。大崎からボックス右に走り込んだ武藤にボールが渡り、最後はボックス中央のリンコンに折り返されると、冷静にゴール左隅に流し込みゴール。リンコンにとって、待望のチーム加入後初ゴールとなった。

2点を追いかける状況となった仙台は82分にCKの流れからフォギーニョがボックス内中央でフリーだった吉野にクロス。強烈なヘディングシュートを放ったが角度はつけられず、飯倉にしっかりキャッチされる。仙台はその後も非常に前がかりな布陣で得点を狙うが、落ち着いてゴール前を固める神戸を崩せず、そのまま試合終了となった。

2試合ぶりの白星で4試合負けなしの神戸は3位フィニッシュに向けて、大きな1勝となった一方、2連勝とはならなかった仙台は最下位の横浜FCに勝ち点で並ばれ、残留に向け、非常に厳しい見通しとなっている。

ヴィッセル神戸 4-2 ベガルタ仙台

【神戸】

武藤嘉紀(前3)

ドウグラス(前35)

山口蛍(後17)

リンコン(後25)

【仙台】

真瀬拓海(前6)

加藤千尋(後7)