今季ツアー43試合出場の高木優奈は合格圏の19位に 2021年度の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストの第2ラウンド(R)が3日、京都・城陽CC(6400ヤード、パー72)で行われた。4週前のスタンレーレディスで渋野日向子(サ…

今季ツアー43試合出場の高木優奈は合格圏の19位に

 2021年度の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストの第2ラウンド(R)が3日、京都・城陽CC(6400ヤード、パー72)で行われた。4週前のスタンレーレディスで渋野日向子(サントリー)らとプレーオフを戦った佐藤心結(みゆ・明秀学園日立高3年)は、68で回って通算1アンダーとし、53位から8位に浮上した。

 今季国内ツアー43試合出場で、賞金ランク56位の高木優奈は70で通算1オーバー。53位から同じく合格圏の19位に順位を上げた。渋野日向子の高校の後輩で、今年の日本女子アマ選手権を制した尾関彩美悠(あみゆ・作陽高3年)は、67をマークして通算6アンダー。第1Rの8位から2位に浮上した。単独首位は20歳の高久みなみで、首位で終えた第1Rの69に続いて68をマークし、通算7アンダー伸ばした。

 その他の注目選手では、高3で米女子ツアーに本格参戦した山口すず夏は76で通算5オーバー。第1Rの24位から44位に後退した。4月のオーガスタナショナル女子アマで日本人として初優勝した梶谷翼(滝川二高3年)は88位からスタートして76。通算10オーバーで82位と苦しい状況が続いている。

 同テストには第2次予選通過者、日本女子オープンのロ―アマ、TP(トーナメント・プレーヤー)単年登録者ら112人が出場。4R、72ホールの合計スコアで20位タイまでが合格となる。

 首位・高久みなみ=69、68(通算7アンダー)
「ドライバーは良くなかったのですが、全体的にはパットが良かったです。ただ、(単独首位の)この位置でも全然、油断ができないのでドキドキしています。明日もアンダーで回りたいです」

 2位・尾関彩美悠=71、67(通算6アンダー)
「4番で2打目が直接入ってイーグルになって、『今日は、ちょーツイてる日』と思いました。その後にダボを打ちましたが、後半に3連続バーディーを取れて67はできすぎです。残り2日も気を緩めず、この位置で終わりたいです」

 8位・佐藤心結=75、68(通算1アンダー)
「今日はバーディー発進でき、このスコアにつながりました。1度しかグリーンを外していないので、もっとスコアを伸ばせましたが、若干ホッとしています。昨日を終えた後、(三觜喜一)コーチにアイアンのアドレスを修正してもらい、すごく変わりました。今日と同じゴルフができたら合格できると思います」

 19位・高木優奈=75、70(通算1オーバー)
「まあ、よく耐えた方だと思います。昨日は体が疲れていたので軽い練習をした後、のんびり過ごしました。今日もボギーを打っても焦ることなくプレーでき、(ツアーでの)成長を感じました。ただ、このコースは欲張ると大けがをするので、最後まで集中して頑張りたいです」(THE ANSWER編集部)