衝撃のシニアGPデビュー、本人は「まだ成長するところがある」 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦・スケートカナダで、自身が持つ世界最高得点を大幅に更新する合計265.08点で優勝した15歳カミラ・ワリエワ(ロシア)。北京五…

衝撃のシニアGPデビュー、本人は「まだ成長するところがある」

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦・スケートカナダで、自身が持つ世界最高得点を大幅に更新する合計265.08点で優勝した15歳カミラ・ワリエワ(ロシア)。北京五輪が控える五輪シーズン、世界に衝撃を与えた天才少女について、母国のロシアメディアも「凄すぎてあり得ない滑り」と絶賛している。

「ワリエワが凄すぎてあり得ない滑りを見せたが、満足していないままだった」。こんな見出しで報じたのは、ロシアメディア「sportmk.ru」だ。

 10月に出場したフィンランディア杯でフリー、合計ともに世界記録を打ち立てていたワリエワ。記事では「フィンランドでワリエワは世界記録を打ち立て、カナダではそれらを更新した」と紹介。「フリーの技術点でカミラは106.15点を獲得。比較として、この大会の男子優勝者ネイサン・チェンは107.68点である」と男子王者におよそ1点差に迫る技術点であることを強調した。

 フリーでは4回転サルコー、4回転―3回転の連続トウループ、3回転ループ、4回転トウループ―オイラー―3回転サルコー、3回転フリップ―3回転トウループ、3回転ルッツを成功させ、トリプルアクセルでステップアウトしただけであることにも言及。その上で、ワリエワが演技後に語ったコメントも伝えている。

「今日私は計画したすべてをやりました」と話した15歳は「私にとってこれが一番重要です。私は採点に満足していて、さらにより良く演技するように努力しますが、決めるのはいずれにせよジャッジの方々ですので。私にはまだ成長するところがあります。トリプルアクセルはより良いものにすることもできました」と語り、これでもなお改善の余地があると明かしたという。

 シニアデビュー1年目にいきなりインパクトを残したワリエワ。GPファイナルはもちろん、北京五輪でも金メダルの有力候補になりそうだ。(THE ANSWER編集部)