愛称「ブーツ」の新星特集で登場した「カネロ」「タンク」「ザ・モンスター」 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は12月14日に東京・両国国技館でIBF同級6位アラン・ディパエン(タイ)と対戦する。その強さと…

愛称「ブーツ」の新星特集で登場した「カネロ」「タンク」「ザ・モンスター」

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は12月14日に東京・両国国技館でIBF同級6位アラン・ディパエン(タイ)と対戦する。その強さとともに「モンスター」という異名も世界に知られているが、米メディアはボクシング界で有名な3つのニックネームを挙げ、「米国の多くのファンにとっては、ナオヤ・イノウエはただザ・モンスターだ」と紹介している。

「ジャロン・エニスはいつか、ブーツとしてだけ知られることを願う」という見出しで特集したのは米地元紙「ラスベガス・レビュー・ジャーナル」だった。

 IBFウェルター級世界ランク3位のジャロン・エニス(米国)は10月30日(日本時間31日)にラスベガスで行われたトーマス・デュローム(プエルトリコ)戦で圧巻の1ラウンドTKO勝利を収めた。「ブーツ」というニックネームが浸透することを切望していた28戦全勝のハードパンチャーについて特集した記事内で、ボクシング界でニックネームで有名なファイター3人を紹介している。

「ボクシングの世界ではニックネームのみ認識されるということは名誉の証だ。カネロをファーストネームのサウルと呼ぶ人間は誰もいない。ガーボンタ・デービスはシンプルにタンクだ。アメリカの多くのファンにとって、ナオヤ・イノウエはただ、ザ・モンスターだ」

 4階級制覇王者のカネロこと、サウル・アルバレス(メキシコ)、3階級制覇王者のガーボンタ・デービス(米国)という人気の世界チャンピオンとともに、ボクシングの本場・米国でのモンスターの異名がいかに浸透しているのかに言及。特集の主役こそエニスではあるが、その中で登場するほど、井上の認知度は高まっているようだ。(THE ANSWER編集部)