12月11日に指名試合が予定されるカシメロ、フィリピン地元紙が最新状況をレポート ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は12月に指名試合を行うと海外メディアに報じられている。フィリピン地元紙は母国の王者の…

12月11日に指名試合が予定されるカシメロ、フィリピン地元紙が最新状況をレポート

 ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は12月に指名試合を行うと海外メディアに報じられている。フィリピン地元紙は母国の王者の最新状況をレポート。米国入りして合宿を始めており、ジムのトレーナーを務める元世界王者によると、体重が140ポンド(約63.5キロ)あり、「彼は大きいし、体重を落とさないとね」と話しているという。

 10月31日にフィリピン紙「デイリー・トリビューン」が報じた記事によると、米国入りしたカシメロは元世界王者マニー・メルチョル氏がトレーナーを務めるジムでトレーニング中。日々の練習を見守るメルチョル氏は同紙の取材に応じ、「最後に体重を計った時、140ポンドだった」と語ったという。バンタム級のリミットから10キロ重く「彼は大きいし、体重を落とさないとね」とも話したという。

 ただ、その実力には舌を巻いている様子だ。「カシメロが強打を放つのは不思議ではない。彼の相手は今まで見たことないような倒れ方をするんだ」。メルチョル氏はミットを持ってパンチも受け、そのパワーに驚き「ヘビー級のようなパンチだ」と絶賛したという。記事では「もちろんメルチョル氏は誇張している」としながら「カシメロの優れた強さについての立派な評価は否定できない」と認めている。

 カシメロは12月11日にWBO1位ポール・バトラー(英国)と指名試合を行うと報じられている。4団体統一を目指すWBAスーパー&IBF世界王者の井上尚弥(大橋)もいるバンタム級戦線。フィリピンの王者の一戦も注目を浴びそうだ。(THE ANSWER編集部)