世界ランキング7位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/11月1…

世界ランキング7位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/11月14日~11月21日/室内ハードコート)への切符を手に入れた。大会公式サイトなど複数のメディアが報じている。【関連記事】錦織に続き2年連続となる珍しい例。下部大会優勝からのツアー最終戦出場者が誕生

現在「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月25日~10月31日/室内ハードコート)に出場している25歳のベレッティーニは、1回戦で世界77位のアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)に勝利した瞬間、シーズン最終戦への出場が決まった。ベレッティーニにとって「Nitto ATPファイナルズ」出場は2019年以来2度目となり、今回は母国イタリアでの開催となる。

ベレッティーニは出場決定について熱いコメントを残している。

「今の幸せを言葉で表すことはできないよ。2020年は僕にとってコート上でもコート外でも厳しい一年だった。2度目のファイナルズを戦えるなんて信じられない。僕はいつも原点を忘れないようにしているんだ。昔の僕にとってこの大会はあまりにも遠い存在で、出られるなんて夢にも思わなかったけど、こうして実現することができた。ベストを尽くしたいと思っているよ」

「2019年、ファイナルズがトリノで開催されると聞いた時に市長から“トリノで会いましょう”と言われたのを覚えている。僕は“そうですね”って答えたんだ。その顎、ロンドンで開催された2019年の大会でプレーして、今度はトリノでの出場が決まった。本当に言葉では言い表せないくらい嬉しいよ。国から誇りに思ってもらえたらいいね」

今シーズンのベレッティーニは41勝10敗。「ATP250 ベオグラード」と「ATP500 ロンドン」で優勝し、さらに「ウィンブルドン」ではグランドスラム初、「ATP1000 マドリード」ではマスターズ1000大会初の決勝進出を果たしている。「全米オープン」で準々決勝まで勝ち進んだ直後には自己最高の世界7位に到達し、1978年に同じく世界7位となったコラード・バラズッティ以来、イタリア人選手として最も高いランキングを記録。また、「Nitto ATPファイナルズ」に複数回出場するのはイタリア人選手として初めてだ。

現時点で「Nitto ATPファイナルズ」出場が決まっているのは6人。ベレッティーニのほかには、世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、世界2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)、世界3位のステファノス・チチパス(ギリシャ)、世界4位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、世界6位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が確定しており、ベレッティーニとルブレフ以外は全員、優勝経験者だ。ツアーが残り3週間となった今、残る2つの出場枠をめぐって熾烈な争いが繰り広げられている。

ベレッティーニは2019年大会でドミニク・ティーム(オーストリア)を倒したものの、ジョコビッチとロジャー・フェデラー(スイス)に敗れてグループステージより先に進むことができなかった。シーズンを締めくくる大会にふさわしい強豪選手たちが集う中、ベレッティーニは母国の声援を後押しにどこまで勝ち進めるだろうか。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全米オープン」でのベレッティーニ

(Photo by Elsa/Getty Images)