2025年大阪・関西万博の会場として注目を集めている人工島、夢洲(ゆめしま)。そのすぐ南側に浮かぶもうひとつの人工島、舞洲(まいしま)に今、バイク好き・クルマ好き、そして鉄道好きが“上陸”して、大はしゃぎしたり、静かに妄想したり……。舞洲が…

2025年大阪・関西万博の会場として注目を集めている人工島、夢洲(ゆめしま)。そのすぐ南側に浮かぶもうひとつの人工島、舞洲(まいしま)に今、バイク好き・クルマ好き、そして鉄道好きが“上陸”して、大はしゃぎしたり、静かに妄想したり……。

舞洲が「温度格差がありすぎる遊び場」として注目を集めている。舞洲のスポットのひとつは、ひとりでもグループでも大はしゃぎできるアクティビティスポット。もうひとつは、なにもない殺風景な倉庫街の道で静かに妄想するエリア。その2つをみていこう。

◆西日本最大級「舞洲シーサイドバギー」

舞洲の最も西側(大阪湾側)の大阪まいしまシーサイドパーク内には、西日本最大級!総面積 3万4000 m2の広大なバギーコース「舞洲シーサイドバギー」がこの夏に出現した。

「バギーは3密を回避できる」ってことで、このコロナ禍でも、バイク好き・クルマ好きや、ファミリー、カップルがマイカーやバスで舞洲に上陸。アドベンチャーコースとツアーコースの2コースを選びながら、思い思いにバギーをぶっ飛ばしている。

◆大阪湾の新絶景を愛でるか、オフロードを攻めるか

アドベンチャーコースには、ジャングルエリアとサーキットエリアの2種類のエリアがあり、1周約1kmのロングコースを楽しめる。生い茂った森のなかや、自然の地形を活かしたコースが特長で、「バギー経験者にもおすすめ」という。

また、ツアーコースは、大阪湾の海沿いをゆったりとクルージング感覚でドライブするコース。舗装された路面を走行し、絶景の撮影スポットでは一面の海を背景に記念写真もパシャっとできる。

さらに、経験者から初心者まで、どっぷりと舞洲シーサイドバギーにハマりたいなら、全コース完全走破する45分もあり。お試し体験用の30分の2コースプランがあるから、いっしょに行く人の“腕前”にあわせてチョイスできる。料金や営業時間・アクセス、予約などの詳細は、「舞洲シーサイドバギー」公式サイトをチェックしてみて。

◆鉄道建設予定現場を静かに妄想する

「舞洲シーサイドバギー」が大はしゃぎ系ならば、もうひとつは鉄道好きが静かに妄想するサイレント系。

ここ舞洲と夢洲には、2025年大阪・関西万博の旅客輸送計画として、Osaka Metro(大阪メトロ)中央線が延伸するイメージで新線建設計画がある。

事業名は北港テクノポート線建設事業。北港テクノポート線は、新桜島~コスモスクエアの7.3kmを鉄道で結ぶ計画で、起点は此花区北港2丁目、終点は住之江区南港北1丁目。大阪港トランスポートシステム(OTS)と大阪市が事業者になってすすめられている。

◆そこで注目は、線路はどこに敷かれるか

この北港テクノポート線建設事業の計画資料などをみて、「舞洲のどこに線路が敷かれるか」を探す静かな妄想時間も楽しい。

資料とリアルな風景を見比べて、「おそらくこの道の直下に線路を通すだろう」と思う。おそらく、夢舞大橋のひとつ西側にある、セレッソスポーツパーク舞洲と おおきにアリーナ舞洲にはさまれた道の直下に線路が敷かれるのでは、と妄想する。

さらに、舞洲駅はどのあたりにできるかも想像する。計画資料などから推察すると、おそらくファミリーマート 舞洲店あたりにできるかもしれない。

この想像ルートは、おおきにアリーナ舞洲方面行き 2系統 舞洲アクティブバスの運行ルートにほぼ重なっているから、路線バスに乗りながら地上から地下鉄道線を想像する旅も楽しめる。

舞洲シーサイドバギーで大はしゃぎしたあと、北港テクノポート線建設事業計画地付近をさまよって、クールダウンするのもありかも。