今週末に行われるデビスカップ・ワールドグループ準々決勝「フランス対イギリス」(4月7~9日/フランス・ルーアン/室内クレーコート)を戦うフランス代表監督のヤニック・ノアが、ジル・シモンに代えてジェレミー・シャルディをシングルスに起用する…
今週末に行われるデビスカップ・ワールドグループ準々決勝「フランス対イギリス」(4月7~9日/フランス・ルーアン/室内クレーコート)を戦うフランス代表監督のヤニック・ノアが、ジル・シモンに代えてジェレミー・シャルディをシングルスに起用することを決めた。 ノアは、シャルディが室内クレーコートの対戦に向けたトレーニングで、より迅速にサーフェスに順応したように見えたためと理由を説明。「簡単な選択ではなかったが、私はぐずぐず長引かせず迅速に決めるほうを好んだ」と言った。 シモンは世界ランキング30位で、シャルディよりも経験豊富だ。一方、シャルディは68位で、デビスカップでは3度しかプレーしたことがないが、プレーしたシングルス3試合のすべてで勝っている。 「ジル(シモン)は我々を常に支えてくれた。彼は私が監督になって以来、すべての冒険でチームの一員だった」とノアは言った。「彼は常に非の打ちどころがなく、成熟し、礼儀正しかった。(誰かを外すのは)感じのいいことではないが、これも私の仕事の一部なんだ」。 フランスは同国の最強プレーヤーふたり、世界10位のジョーウィルフリード・ツォンガと11位のガエル・モンフィスなしで戦うことになっている。22位のリシャール・ガスケもまた体の問題でプレーできず、17位のルカ・プイユが今回のフランス・チームでもっともランキングの高い選手だ。彼とシャルディのほか、ニコラ・マウと、ダブルス・スペシャリストのピエール ユーグ・エルベールがメンバーとなる。 イギリスも世界1位のアンディ・マレーなしで対戦に臨む。マレーは今、肘の故障から回復しつつあるところだ。 2015年の優勝国であるイギリスは、ダニエル・エバンズ、カイル・エドマンド、ジェイミー・マレー、ドミニク・イングロットというラインナップとなっている。 フランスは2014年の決勝でスイスに敗れ、2010年の決勝ではセルビアに屈し、2001年以降、優勝することができていない。対戦は金曜日に北フランス・ルーアンのキンダレナで始まる。 フランスがイギリスとクレーコートで対戦するのは、1978年にロラン・ギャロスを会場に戦ったヨーロッパ・ゾーンの準決勝以来で、そのときはイギリスが3勝2敗で勝っている。(C)AP