【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・10/24 菊花賞(GI・阪神・…
【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】
◆先週の血統ピックアップ
・10/24 菊花賞(GI・阪神・芝3000m)
仕掛け気味にハナを奪ったタイトルホルダーがマイペースに持ち込み、オーソクレース以下を5馬身突き放して逃げ切りました。父ドゥラメンテは皐月賞と日本ダービーを制した二冠馬。秋の菊花賞は骨折により不出走でしたが、孝行息子が父が取り逃がした最後の一冠を奪取しました。
ドゥラメンテは今年8月31日、急性大腸炎により急逝。9歳の若さでした。残された産駒は5世代のみ。初年度産駒から種牡馬候補生となるクラシックホースを送り出したのは喜ばしいかぎりです。
母メーヴェはクイーンCで5着となり、芝2600mのオープン特別を勝った経験があります。その父モティヴェイター、母の父シャーリーハイツはいずれも英ダービー馬でスタミナタイプ。初仔メロディーレーンが牝馬ながら菊花賞で5着となり、2番仔タイトルホルダーが菊花賞を制したのは、母方の血の影響を強く受けたことによるものでしょう。ちなみに、オーナーの山田弘さんは血統に明るく、馬を買うときは血統を最重視し、これまでにもサウンドトゥルー、ロッカフラベイビー、マックスドリームなどを引き当ててています。
タイトルホルダーの場合、ヌレイエフとサドラーズウェルズの4分の3同血クロスを内包した「キングマンボとモティヴェイターの関係」に注目して選ばれたとのこと。お見事としか言いようがありません。
◆今週の血統注目馬は?
・10/31 本栖湖特別(2勝クラス・東京・芝2400m)
東京芝2400mと相性のいい種牡馬はルーラーシップ。これまでに[16-11-5-65]、連対率27.8%という好成績を挙げています。2011年以降、当コースで産駒が20走以上している38頭の種牡馬のなかでナンバーワン。当レースには同産駒ワイドエンペラーが登録しています。昇級緒戦で東京コースは初めての出走。
サンリヴァル(皐月賞2着)、ヴァンケドミンゴ(福島記念2着)の全弟で、2代母は当コースでオークスを制したウメノファイバー。前走の金山特別を見るかぎり兄ほど小回り向きというイメージは湧かないので、東京コースでも問題なさそうです。
(文=栗山求)