【ラ・リーガ バルセロナvsレアル・マドリード 2021年10月24日(日本時間23:15キックオフ)】 今季初のクラ…
【ラ・リーガ バルセロナvsレアル・マドリード 2021年10月24日(日本時間23:15キックオフ)】
今季初のクラシコは、バルセロナのホーム・カンプ・ノウで行われた。結果は2−1でレアルがバルセロナに勝利し、クラシコ4連勝。
不満が頂点に達したバルサのサポーターは試合終了後に、ロナルド・クーマン監督を待ち構え、車を襲うという暴挙に出た。バルセロナは公式に「FCバルセロナは、カンプノウを去る際に我々の監督が受けた非難や暴力的な行為に対して、公に糾弾します。クラブは、このような不幸な出来事が再び、起きることがないように、安全措置及び懲戒処分を取ります」と宣言。バルセロナはどこへ向かうのかーー。
4-3-3ではない戦い方が当たり前になったり、メッシを手放したり、ジェラール・ピケがセンターフォワードとして起用されたりと、ここにきてわかりやすい形で一気に表面化してきたバルセロナのアイデンティティの揺らぎの影響が、とうとうこういう現場の意識や認識にまで及んできた。
1479年にスペインが統一されると、カタルーニャは衰退していった。独自性を失うことは、強さを失うこととイコールだった。
1714年には自治権を奪われ、カタランも禁止された。20世紀中盤にはフランコ独裁政権の弾圧を受けた。自治権を取り戻したのは、1979年にスペインが民主化してからのことだ。
1899年に生まれたクラブは、抑圧された自分たちの代わりに戦ってくれる存在であり、再興や自由の象徴であり、カタルーニャの希望だった。フランコ政権に支持されて強豪クラブとなった首都・マドリードのレアルとのエル・クラシコが特別なものである理由もそこにある。
■クラブのポリシー「クラブ以上の存在」が揺らいでいる
クラブのポリシーとなっている「Més que un club」(クラブ以上の存在)は1968年に登場した言葉だ。
今ではその定義に8つの要素があるが、その中の1つは「独自のスタイルでプレーすることに勝つことと同じ重きを持っているクラブである」というものだ。独自性を持つことの意味、そして失うことの意味は、カタルーニャの歴史が示している。だからバルセロナというクラブにとってそこは譲れない。
そこが揺らいでいる。クラシコでさえそれを感じさせるほどに。
Més que un clubであり続けることができるかどうか。ブラウグラナは岐路に立っている。いつだってクレだよ、とチームを後押しした客席は、いつもより大人しかった。
■試合結果
バルセロナ 1-2 レアル・マドリード
■得点
32分 ダビド・アラバ(レアル)
90+2分 ルーカス・バスケス(レアル)
90+6分 セルヒオ・アグエロ(バルセロナ)