米男子ゴルフツアー・ZOZOチャンピオンシップ 米男子ゴルフツアー日本開催大会のZOZOチャンピオンシップ最終ラウンド(R)が24日、千葉・アコーディア習志野CC(パー70、7041ヤード)で行われ、松山英樹(LEXUS)が通算15アンダー…

米男子ゴルフツアー・ZOZOチャンピオンシップ

 米男子ゴルフツアー日本開催大会のZOZOチャンピオンシップ最終ラウンド(R)が24日、千葉・アコーディア習志野CC(パー70、7041ヤード)で行われ、松山英樹(LEXUS)が通算15アンダーで優勝した。2位と1打差の単独首位でスタートし、2イーグル、3バーディー、2ボギーの65。終わってみれば2位に5打差をつける米ツアー7勝目となった。日本開催の米ツアーで悲願のタイトルを手にした松山が思いを明かした。以下、一問一答。

――米ツアー通算7勝目、日本でのPGAツアーでは初優勝となった。

「ここで優勝することは1つの目標でもあったのでうれしい気持ちと、マスターズ勝った後に、ここで優勝している2年前のタイガー(ウッズ)みたいに僕もなれて良かったです」

――接戦で、一時はキャメロン・トリンゲールに抜かれ2位に後退した。優勝の自信はあったか。

「状態が本当に良くなかったので、その中で自分に勝機があるとしたら、ギャラリーの方が僕を応援してくれているというところが一番の強みだと思うので、そこをうまく自分の力に変えることができたかなと思います」

――シーズンが始まって早い段階で優勝したことは。

「ROLEXポイントを稼ぐということも大事ですし、優勝するということは本当に大事だと思うので、マスターズ(の優勝)までに3年半以上空きましたけど(今回は)すぐに結果を出すことができて良かったと思います」

――日本での応援が力になったと思うが、優勝を期待されるプレッシャーはあったか。

「何というか、上位にいるのが日本人で僕しかいなかったというのもありますし、プレッシャーは正直ありましたけど、それがいい方向に変わってくれたなという感じですね」

――マスターズの時は手ごたえがあったように思えた。今回は状態が悪い中でも勝ち切れたということか。

「毎日、練習場を見てくれている方はわかると思うんですけど、ボールは散らかっていますし、勝っている人の練習場の球ではないと思うんですけど、コースに出たらたくさんの方が応援してくれて、いい意味でギャラリーの方から『ここに打って行け』という雰囲気は感じるので、その中でいいショットが打てたり、いいパットが入ってくれたりしたのかなと思います」

――タイガー・ウッズに続き、マスターズからのZOZOでの勝利。

「日本で開催することは簡単ではなかったと思うんですけど、その中でもこうして開催されて、その中で日本人の僕が勝つことは意味があることだと思うので、すごくうれしいと思います」

次なる目標はアジア人最多タイの米ツアー8勝目「近いところまで来た」

――マスターズ優勝の際と同じ黄色のウェア。ゲン担ぎのようなものは。

「まあ、好きな色なのでそれも含めて。たまたま、白のパンツにあわせるか、紺にするかで毎回迷うんですけど、うまくいったかなと思います」

――6番のイーグルパットのほか、11、15番の長く読みづらいバーディーパットを決めた。

「6番は、カップ周りが影になっていて距離感を出しづらかったんですけど、暗くなっていることで下っているのを意識することなく打てて、入ったと思います。11番はキャメロン(トリンゲール)が打ってくれて、その後に僕が打って、イメージがいい感じで出ていたので良かったなと思います」

――今日のプレーを振り返って、マスターズを10とするといくつか。

「2か3くらいだと思います。結果としては8ぐらい行きましたけど、残りの5とか上がった要因は応援してくれた方のおかげでしかないと思うので、これだけ変わるんだなとも思いましたし、すごくうれしかったです」

――トリンゲールに一時は逆転されたが、その時の心境は。

「自分がそんなにいいプレーをしていないので、抜かれることは想定していました。ただ、そこからいいプレーをしないと勝てないと思いましたし、結果的に11番でバーディーを取ってすぐに追いつけたので良かったと思います」

――2位で終わった2年前のことが頭をよぎったか。

「(2年前は)ずっとビハインドだったので、何とも思わないですね」

―今週のパッティングで何か変えたことは。

「パター自体も変えましたし、握り方もいろいろ試行錯誤しながらやっていました。いいパットもありましたけど、正直、悪いパッティングもありました。15番とか大事なところで、いいパットが打てて良かったと思います。新しいパターはスコッティキャメロンの『TIMELESS2』ですが、もともと使っていたパターを修理に出していたら手違いがあって、今、スペアのものを使っていますけど、いいフィーリングが出て良かったなと思います」

――この勝利は自身のキャリアの中でどれくらいの位置にあるか。

「アジア人の最多がK・J・チョイ(韓国)の8勝なので、丸山(茂樹)さんからも『そこを抜いてくれ』と言われています。それが近いところまで来たので、次の8勝に早く並ぶことが出来るように頑張りたいと思います」(THE ANSWER編集部)