現役時代はマンチェスター・ユナイテッドで数々のタイトルを獲得した元フランス代表DFパトリス・エブラが、児童虐待の被害を受…

現役時代はマンチェスター・ユナイテッドで数々のタイトルを獲得した元フランス代表DFパトリス・エブラが、児童虐待の被害を受けていたことを告白した。イギリス『BBC』が伝えた。

ニースやモナコ、ユナイテッド、ユベントス、マルセイユ、ウェストハムなどでプレーしたエブラ。ユナイテッド時代にはプレミアリーグで5度、チャンピオンズリーグで1度の優勝を経験。ユベントス時代にもセリエA3連覇など数々のタイトルを手にした。

フランス代表としても81試合に出場し、南アフリカ、ブラジルと2度のW杯に出場するなど活躍したエブラ。自身の執筆した書籍が発売されるのを前に、イギリス『タイムズ』とのインタビューで衝撃の告白を行った。

「私が最初に本を書いた時、私はまだ人々がどう思うのか、恥ずかしく、怖かった。だから全てを話さなかった」

「今私が言いたいのは、子供たちが私のような状況に陥って欲しくないということと、彼ら自身が自分を恥じているということだ。それは勇敢であるかどうかではなく、精神的に話す準備ができているかどうかだ」

「だから私はいつも自分を責めていたので、子供たちには勇気を持って、自分を責めないで欲しいと思っている」

「私は恥ずかしながら、自分が何も言わなかったため、長年にわたって臆病者だと感じていた。それは私の胸の中では何か重たいものだった。しかし、自分のためではなく、他の子供のためにやっている」

エブラはパリ近郊のレ・ジュリスで育ったが、自宅と学校の通学時間を短縮するために滞在していた教師の家で、性的虐待を受けていたと告白した。10代の頃だという。

そのエブラは、今回初めてその事実を明かすこととしたが、自身の母親にも打ち明けていなかったとし、2週間前に初めて何が起きていたかを伝えたそうだ。

「40歳になった今だからこそ、彼女に話ができる。それは大きなショックだった。多くの怒りもあった。彼女は謝罪した。そして『本に書いてはいけない。パトリスのプライベートなことだから』と言った」

「しかし、それに対して私は『母さん、それは私についてではなく、他の子供たちのためなんだ』と言った。彼女はOKと言ってくれ、理解してくれた」

エブラはモナコに在籍していたこと、警察から電話を受け虐待について問われたものの、その当時は否定したという。しかし、それは大きな後悔につながった。

「多くの人を助けることができたはずなのに、それを背負って生きてきたことは、最大の後悔の1つだ」

40歳になり、勇気ある告白をしたエブラ。同じ目に遭っている子供たちに届くことを願うばかりだ。