前編ではオーソクレースとレッドジェネシスの明と暗について取り上げたが、後編ではデータ面から浮上する穴馬候補2頭を取り上げる。
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■データが導く2021菊花賞の穴馬候補は
<穴候補1 ヴェローチェオロ>
春はあと一歩の競馬が続いていたが、秋初戦の三田特別を制してクラシック最終戦に臨むヴェローチェオロ。GI戦線を戦い抜いた馬との比較で見劣りする感は否めないが、ここは阪神芝内回り開催の菊花賞がプラスに働きそうだ。
・芝内回りコースの成績【2-0-1-1】
唯一馬券外に敗れた札幌2歳Sの上位3頭はソダシ、ユーバーレーベン、バスラットレオン。のちの重賞ウィナー相手に5着なら評価は下がらない。父ゴールドシップが3連覇をはたした阪神芝3000mが舞台の今年、穴馬としての資格は十分だ。
<穴候補2 タイトルホルダー>
ダービー、セントライト記念と掲示板外に敗れたことで評価を落としている印象のタイトルホルダー。この馬もまた、データ面での上積みが大きい1頭だ。
・馬番5番以内時の成績【2-1-0-0】
ヒントは前走にある。馬番7番で道中は馬群に入れたが、包まれる形となり進路を確保できずじまい。「何としてでも馬群に入れて内ラチに近い場所をとる必要があった」と解釈したとき、出たなりで内ラチ沿いを進める馬番3番は願ってもない条件。逃げ馬が数頭いる組み合わせからタテ長の展開も考えられ、単騎追走で直線スムーズなら枠の利を活かせそうだ。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。