10月24日に、ぴあアリーナMMで開催される格闘技イベント「RIZIN.31」。この大会で、女子スペシャルワンマッチとして大島沙緒里(AACC)との一戦が発表された浅倉カンナ選手(パラエストラ松戸)。

 今回、その浅倉と株式会社クレディセゾンの社員YouTuber・サイソンKAZUYA氏によるスペシャル対談が実現。
異なるフィールドとはいえど、共に「チャレンジャー」として活躍する2人が、それぞれの「挑戦」について語った。

 サイソンKAZUYA氏は現在、社員YouTuberとして活動。自身のYouTubeチャンネルではこれまで数々の有名なアスリートを招き、様々なトークテーマで対談をくり広げている。

 そんなサイソンKAZUYA氏と浅倉の接点は、意外なところから始まったというが、初対面時のことを2人はこのように振り返る。


浅倉:元々私の兄とサイソンさんが大学の先輩後輩というところから始まりました。大学時代に直接お会いしたことはなかったんですが、先日兄の紹介もあって、YouTubeのコラボ撮影をしようという話になり、そこで初めてお会いしたんですよ。

サイソン:そうですよね。僕は、元々カンナさんのことを知っていましたが、「格闘家」と聞くと、性別問わず、どちらかというとすごいギラギラしていて、女性でも怖い印象がありました。でも、カンナさんは、全くそんなことなくて。むしろ、「格闘技やってるの?」というのが正直なところでしたね。

浅倉:本当によく言われます、それ。「本当に格闘技やってるの?」って(笑)自分は、(サイソン氏が)元々体育会系の方って聞いていたので、勝手に「接しやすいだろうな」って思っていました。兄からも、「めちゃめちゃ顔も広いし、本当にいい人だよ」と聞いていて。だからYouTube撮影めちゃめちゃ楽しみで。実際に会ってみると、本当その通りでした。今まで厳しい環境でやって来られていると思うので、話もわかってもらえる。自然と話が弾んだ印象でした。体育会系ってなんか気持ちいいなって思いましたね。

サイソン:なんか結構照れますね、カンナさんに直接言われると。YouTube撮影は、選手生活の話やお金の話、しくじりなど色々なテーマで対談させていただいているんですが、僕的に1番印象に残っているのが、「しくじり」ですね。放送できないようなしくじりとかもあって(笑)だいぶカットはしましたね(笑)

浅倉:すみません、本当に(笑)サイソンさんが話しやすすぎて、ついペラペラ話すぎちゃいました(笑)

サイソン:僕は(浅倉の)格闘技をやっているところしか今まで見たことがなかったので、それ以外の魅力を皆さんに届けるべくYouTubeを撮りたいなと思っていました。なので、撮れ高的には相当いいんじゃないでしょうかね。
やっぱりそのギャップが激しいから、普段、カンナさんの格闘技部分しか見ていない人は、より好きになると思いますね。

ちょっとぶっ飛んでる方が、挑戦もできる

 サイソン氏は「社員YouTuber」として、浅倉は「格闘家」として、フィールドは違えども、それぞれ「チャレンジャー」であることには変わらない。

 元々は営業一筋で成果を出し続けてきたサイソンKAZUYA氏。その後大きなチャレンジを経てYouTuberとして活躍されている同氏のチャレンジから、浅倉は「一競技者」として刺激を受けているという。

浅倉:自分はこれまでほとんど格闘技しか経験してきていない。サイソンさんみたいに、スポーツも経験して、会社員も経験してというのは、自分にはわからない世界なので、すごいなと思いますね。
格闘家って、ずっとチャレンジしていくので、そういった部分ではやっぱり尊敬します。自分もチャレンジしている分、怖さだったりがわかるので。それをスポーツじゃなく、仕事として広げていくのはもっと難しいと思うので、すごいなと。
それって、誰でもできるわけじゃないじゃないですか。勇気もいるし、やり続けるという覚悟も多分あるだろうし。でも、その中で、楽しく自分のやっていることを広めようとしているのが、すごく素敵だと思います。
自分もチャレンジを繰り返してやっていますが、そのチャレンジをしている時って、すごく楽しいので。そうやって楽しく広めようとしているのが、やっぱり日体大だなと思いますね(笑)

サイソン:あははは(笑)お兄さんもそう(日体大出身)ですもんね。

浅倉:人それぞれだとは思うんですけど、やっぱりスポーツをやっていた人って、考え方がぶっ飛んでいる人が多いんですよ。そういった部分で、面白いことを見つけて、始めるっていう勢いみたいなものは、日体大だなって思いますよ。

サイソン:やっぱブッ飛んでますよね。自分では全くそんな事思わないですよ!(笑)
普通の人だったら多分できないけど、やっちゃうみたいな。だから僕は変わり者なんですよね(笑)会社でも、「あいつ変わってるな」とかよくありますよ。逆に、「変わってる」とか、「普通じゃない」とか、そいうこと言われるの嬉しいんですよね。「真面目だね」とか「普通だね」とか、そういうこと言われても嬉しくないというか・・・
言われたこと無いですけどね(笑)

浅倉:サイソンさんぶっ飛んでます!(笑)ちょっとぶっ飛んでる方が、挑戦もできるし、色々広げていく力があるのかもしれないですね。

サイソン:フィールドは多分違うと思うんです。カンナさんは格闘技というフィールドで、僕はYouTube、そして社会というフィールド。立場は違えど、「挑戦」しているというところでは同じだと思うので、僕とカンナさんを見て、何か挑戦したいなとか、頑張ってみたいなという風に思ってもらえたら嬉しいですね。

浅倉:自分の活動を広げていくことって、本当勇気がいることだと思うんです。自分も格闘技を始めるのに、勇気が必要でしたし。そういったことを越えればめちゃくちゃ楽しいので、そういったことを、皆さんにもやって欲しいですね。

サイソン:振り切って欲しいですね。僕もカンナさんも、スーパーポジティブだと思うんです。どこで何を言われようが、全く気にしない。僕らの明るさを見ていただきたいです。

浅倉:なんか「こんくらいだったら楽そうだな」とか、何も溜め込まずに過ごして欲しいです。ポジティブは人に移りますからね。

応援することで、相乗効果を発揮したい

 今回、浅倉の「RIZIN」出場にあたり、サイソン氏は応援する立場に。その理由について、このように話している。

サイソン:素直に応援したいと思ったからですね。ただそれだけという言い方も変ですけど、YouTube撮影で対談した際、話を聞いているうちに、この選手を応援したいと思いました。あとは、僕もカンナさんのお兄さんもそうですが、体育会系って(日体大)って先輩後輩をはじめとした「繋がり」や「縁」をすごく大事にするんですよ。
なので、日体大で一緒だったというだけで、「力になりたい!」というところがありましたね。カンナさんのことを応援することによって、相乗効果というか、見ているファンの方たちが、「そんなことをやっているんだ」とかそう行ったことを見てもらいたいという思いも強いですね。

浅倉:いや嬉しいですよね。やっぱり格闘家として、そうやって応援してもらえることが1番の力になりますから。ありがたいです。

サイソン:そういったところでいうと、今後「浅倉カンナ」と「セゾンカード」というところでの活動にも、乞うご期待ですね!

浅倉:楽しみです!面白い取組しますよね!!

一緒に減量!?

 今回およそ7ヶ月ぶりの試合となる浅倉。3月に「RIZIN女子スーパーアトム級チャンピオン」の座をかけて行った浜崎朱加選手とのタイトルマッチでは、惜しくも判定負けを喫した。改めて浅倉は、今大会にかける思いについて、こう決意を語る。

浅倉:前回の負けが本当悔しくて。ベルトを獲れなかったし、リベンジもできなかった。なので、今回は相手を倒すというよりも、この悔しかった期間を全て相手にぶつけたい。KOか一本でスカッと勝ちたいですね。

サイソン:いやあ〜楽しみですね。僕も当日会場に応援にしに行きますので!

浅倉:嬉しいです!ありがとうございます。

サイソン:ちゃんとギャラリーも集めて行きますよ!僕はどう戦って欲しいとか言える立場ではないので、カンナさんが言っていたように、悔しさを晴らす試合を期待したいですね。悔しい思いはご本人が1番わかっていると思うので。それを披露していただければ良いと思います。影ながら応援しています。勝ったらサイソンポーズしてくださいね!

浅倉:もちろんです!!ちゃんとやりますので見ててくださいね!!

サイソン:あ、あと祝勝会もやりましょうね!!

浅倉:やった!サイソンさん大好きなお肉お願いします!あ、ちなみに今回兄が私の試合に合わせて減量することになったんです。前日(23日)の計量日までに8キロ。サイソンさんも一緒にどうですか?(笑)

サイソン:マジですか!?じゃあ僕は5キロ減量します!必ず結果出します!
前日計量オーバーだったら試合見にいけないな〜(笑)

浅倉:一緒に頑張りましょう!!

[文/構成:ココカラネクスト編集部]