21日から米男子ツアーZOZOチャンピオンシップ 米男子ゴルフツアー日本開催大会のZOZOチャンピオンシップ開幕前日となる20日、会場の千葉・アコーディア習志野CCで、松山英樹(レクサス)が記者会見に応じた。今年4月のマスターズで日本人初の…

21日から米男子ツアーZOZOチャンピオンシップ

 米男子ゴルフツアー日本開催大会のZOZOチャンピオンシップ開幕前日となる20日、会場の千葉・アコーディア習志野CCで、松山英樹(レクサス)が記者会見に応じた。今年4月のマスターズで日本人初の男子メジャー大会王者となったが、当時の状態を「10」としての現状は「1もない」と表現。それでも、2年前は優勝したタイガー・ウッズ(米国)との争いの末に2位となった大会でもあり、「いいプレーをすれば優勝するチャンスはある」と目標を掲げた。

 以下は会見の一問一答。

――昨年はコロナ禍の影響で米カリフォルニア州開催。感染者数の減少に伴い、今年は再び有観客(1日上限5000人)開催となった。ファンの前でプレーする気持ち、意気込みは。

「2年ぶりの習志野でのプレーはすごく楽しみです。オリンピックは無観客で、ファンの皆様の前でプレーできなかったですけど、今回はファンが来てくれることを信じて、いいプレーが見せられるように頑張りたいと思います。ゴルフの調子はかなり悪い状態ですけど、日本でのプレーですし、いいプレーができるようにしっかりと残りの時間を有効に使っていきたいと思います」

――予選ラウンドの(ザンダー・シャウフェレ、C・T・パンとの)組み合わせについては。

「ザンダーとはマスターズとオリンピックで回っていますけど、いいプレーをお互いできると思いますし、明日もそうなるように頑張りたいと思います。C・Tとは、プレジデンツ杯でペアを組んでいますし、いい流れでプレーできると思います」

――(アマチュアでツアー優勝した)中島啓太はどんなプレーヤーに見えるか。

「5年前の日本オープンの練習ラウンドで回ったきりで、その後は1度も会うことなく、昨日お会いしてすごく体も大きくなっていましたし、ツアーでも勝っているし、アマチュアランキングも1位。これからが期待されると思いますけど、今まで通り自分のペースで頑張ってほしいと思います」

――日本で大会を開催できることについての喜びは。

「そうですね。なかなか難しい判断だったと思いますけど、また日本でプレーできることはうれしいですし、いいプレーを見せられるようにすることが大事だと思うので、頑張りたいと思います」

19年大会はウッズとV争い「貴重な経験でした」

――新しいシーズンが始まって今季はどんな目標を。

「正直、昨シーズンはなかなかトップ10にも入れなかったですし、マスターズでの優勝はうれしかったですけど、安定性が全くなかったんで、今年はその安定性を出していけたらなと思っていましたが、そう言い難いプレーが続いているので、今週はいいきっかけとして、いいプレーができるように頑張りたいです」

――調子が良くないというのは、ショット面か。

「ショットもパットもアプローチもそうですけど、全部が自分の求めているレベルというか、マスターズが10としたら1もない状態なので、苦しい戦いが強いられるかなと思いますけど、日本での開催ですし、少しでもいいところで回れるように頑張りたいと思います」

――2年前の19年大会では2位フィニッシュ。日本に戻ってきての意気込みは。

「いいプレーをすれば、優勝するチャンスもあると思いますし、少しでもファンの人にいいプレーを見せれるように頑張りたいと思います」

――コースの印象は。

「あまり変わっていないのかなという印象ですけど、今年はグリーンが速く仕上がっていると思うので、よりフェアウェーからのショットが求められると思います。ティーショットとグリーン周りがすごく大事かなと思います」

――この大会が(日本で開催されると)決まったとき「前回の順位を上回ることが目標」と話していた。そのために必要なことは。

「自分のベストのプレーをすることが一番大事だと思うので、そうなるように頑張りたいと思います」

――19年大会では、優勝争いをしたタイガー・ウッズがツアー歴代最多勝利記録の82勝に並んだ。

「タイガーと優勝争いをするということは貴重な経験でしたし、何とか82勝目を阻止しようと、最後の6ホールは頑張ったつもりでしたけど、全然およばなかったですし、そういうところでいろんなマネージメントの仕方というか、選手を見てこう攻めるとかそういうところで、勉強になったとは感じました」(THE ANSWER編集部)