前週の富士通レディースでは11か月振りの優勝 女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディースは、21日から兵庫・マスターズGC(6571ヤード、パー72)で行われる。前週11か月ぶりの優勝を果たした古江彩佳(富士…

前週の富士通レディースでは11か月振りの優勝

 女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディースは、21日から兵庫・マスターズGC(6571ヤード、パー72)で行われる。前週11か月ぶりの優勝を果たした古江彩佳(富士通)は20日の会見で、12月に開催される来季米女子ツアー最終予選会(Qスクール)受験を決意した経緯などを明かした。

 古江は「今しかないと思いました」と言った。富士通レディースで11か月ぶりのツアー優勝を果たしてから一夜明け、自身で言及していなかった米女子ツアー挑戦が明るみになった。会見では決断までの経緯についての質問が相次ぎ、21歳は丁寧に答えた。

「(世界ランキングの順位で)ファイナルから受けられるチャンス。この順位は今しかないことかもと思いましたし、(経験するなら)若い方がいいというイメージで挑戦を決めました」

 8月9日時点で世界ランキング26位だった古江は、同75位以内に与えられる最終予選会からの出場資格を保持。エントリーの締め切りは米時間10月12日午後5時と設定されていたが、古江は「家族と話す中」で急きょ受験を決意。今年7月のメジャー大会、アムンディ・エビアン選手権で4位に入ったことなども、決断の後押しになったという。

「笹生優花に『こっちに来なよ』と言われたり、李知姫さんからも『若いときの方がいい』と言っていただきました」

 ただ、来季以降に米国に軸足を置くとは限らず、古江は「日本の試合も大切にしたいです」と言った。最終予選会は12月2~5日、9~12日の計8日間144ホール(各週4ラウンドの72ホール)の累積スコアで上位45位タイまでが来季の出場権を獲得するが、今季も国内ツアー最終戦のJLPGAツアー選手権リコー杯(11月25~28日、宮崎CC)まで出場することを明言した。(THE ANSWER編集部)