21日にNOBUTA GROUPマスターズGCレディース開幕 女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディースは、21日から兵庫・マスターズGC(6571ヤード、パー72)で行われる。22歳で「黄金世代」の渋野日向…

21日にNOBUTA GROUPマスターズGCレディース開幕

 女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディースは、21日から兵庫・マスターズGC(6571ヤード、パー72)で行われる。22歳で「黄金世代」の渋野日向子(サントリー)は20日、現役引退を発表したキム・ハヌル(韓国)について「すごく優しく接してくれた」などと会見で感謝。理想の将来像については大山志保(大和ハウス工業)の名前を挙げ「大山さんくらいになりたい」と語った。

 渋野はツアーから離れるハヌルへの思いを問われると「一緒の組で回ったことがないのですが、すごく優しくしてくださいました。ツアーを盛り上げてくださった方々が引退されるのは寂しいです。その分、私たちの世代だったりが頑張っていきたいです」と感謝を口にした。

 自身の将来像を問われた渋野は「30歳を超えてもバリバリやっていたいです。その時の気持ち、体がどうなっているか分からないですけど、大山(志保)さんくらいになりたいです。超えるのは厳しいですが……」と返した。

 大山は44歳にしてツアーの一線で活躍。9月の日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯でも、22歳の稲見萌寧らと優勝争いを演じ、「自分が頑張って若い人たちに長くプレーできることを伝えたい」とコメント。渋野も長くプレーできる選手を目指している。

19日まで地元・岡山で休養「グーたらして寝っ転がっていた」

 現在は5週連続トップ10入りと絶好調。2週前のスタンレーレディスでは1年11か月ぶりのツアー優勝を果たし、最終Rが中止になった前週の富士通レディースでは、首位に1打差の3位。その後、19日朝までは岡山県内の実家で休養したという。

「グーたらして、家のワンコと寝っ転がっていました。姉が優勝祝いと少し早い誕生祝いの抹茶アイスを送ってくれたので食べていたり、母親が作ってくれたすき焼きを食べました。ヒラメの頭を入れた潮(うしお)汁も。プレーオフに進出できなかった(富士通レディースの)悔しさとかは、全く頭から抜けました」

 今大会が3週間ぶりの有観客試合になったことには「岡山からも応援に来てくれる方がいると聞いていますし、頑張りたいです。調子も悪くないので、やってきたことをやり通せば、結果につながると思います。いいところを見せたいですね」と喜んだ。

 その一方で気温が下がり、飛距離も落ちてきた中での4日間大会になることも踏まえて「先週ほどはスコアがでないし、グリーンも小さいので欲深くいかない方がいいと思います。初日から全力ダッシュしなくていいと思います。知らんけど(笑)」と笑わせた。必ず、最後に笑わせるシブコ節。その表情からは、心身の充実から来る余裕が感じられた。(THE ANSWER編集部)