21日開幕のNOBUTA GROUP マスターズGCレディースが日本で最後の大会 女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディースは、21日から兵庫・マスターズGC(6571ヤード、パー72)で行われる。現役引退を…

21日開幕のNOBUTA GROUP マスターズGCレディースが日本で最後の大会

 女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディースは、21日から兵庫・マスターズGC(6571ヤード、パー72)で行われる。現役引退を発表したキム・ハヌル(韓国)が会見。ツアーから退く決意をした理由については、若手選手が台頭し、優勝争いができなくなったことやコロナ禍で韓国と日本の行き来がしづらくなったことなどを挙げた。

 20日、プロアマ大会を終えたキム・ハヌルが、初めて引退決意までの経緯を会見で語った。

「私の中では2年前からイメージしていましたが、今年7月に両親と相談して決めました。3年前から調子が良くなくて、『まだ頑張れる』とも思いましたけど、若い子たちもうまいし、優勝争いができなくなったのは選手として残念でした」

 32歳のハヌルは15年から日本を主戦場とし、17年までの3年間でツアー6勝を飾った。しかし、「黄金世代」ら日本の若手選手が台頭し始めた18年以降は優勝から遠ざかり、今季は賞金ランキング79位に低迷。来季の出場権を得るには、逆転で50位以内に入って賞金シード権を得るか、ツアー最終予選会(QT)で上位に入る必要があった。しかし、ハヌルはこのタイミングで第一線を離れることを決めていた。

「私はシード選手でなければいけないという考えだったので、ツアー予選会を受けようとは思いませんでした。コロナになって、日本と韓国の行き来が難しなったこともありましたし、それも大きかった。ただ、新しいことをするのにも、いいタイミングだと思いました。何も決まっていませんが、韓国でも日本でもゴルフ関係の仕事をしたいですし、ゴルフ番組の解説などもしたいです」

 現在の調子も「良くない」というが、日本での試合は今大会が最後と決めており、まずは予選突破を目指す。終了後は帰国し、韓国女子ツアーのSKテレコム・ADTキャップス・チャンピオンシップに出場。同大会が現役最後の試合になる。(THE ANSWER編集部)