【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆今週の血統Tips 初期のディープインパクト産駒は300…

【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆今週の血統Tips

 初期のディープインパクト産駒は3000m以上のGIをなかなか勝てませんでした。血統面に不安はないにもかかわらず、2011年の菊花賞から2016年の天皇賞・春まで連敗を重ねました。しかし、同年の菊花賞をサトノダイヤモンドが勝つと潮目が変わり、現在までにのべ7頭が優勝しています。

 近年、長距離で抜群の強さを発揮したステイゴールド産駒は、3000m以上のGIを6勝し、2着は3回。ディープインパクト産駒は7勝、2着5回ですから、すでに実績面で上回っています。菊花賞は現在3連覇中。しかし、今年はダービー馬シャフリヤールがジャパンCに回り、ダービー4着馬グレートマジシャンは故障(毎日王冠が目標だったので無事でも菊花賞は出なかった可能性は高いのですが)と、大駒が菊花賞戦線から離脱して4連覇に黄信号が灯っています。

 神戸新聞杯2着馬レッドジェネシスが頼みの綱です。もう1頭、注目すべき種牡馬を挙げるとすればエピファネイア。まだ3000m以上のGIを勝った産駒はいませんが、芝2500m以上で連対率31.4%と、目を瞠る好成績を挙げています。

 2011年以降、芝2500m以上で産駒が20走以上している69頭の種牡馬のなかで第2位です。昨年のこのレースではアリストテレスが2着と健闘しました。非凡な長距離適性を伝えているので今年も注意したいところです。オーソクレース、ディヴァインラヴ、ワールドリバイバルの3頭が登録しています。

◆今週の血統注目馬は?

・10/24 元町S(3勝クラス・阪神・芝1600m)

 阪神芝1600mと相性のいい種牡馬はエピファネイア。これまでに[8-7-5-38]、連対率25.9%という好成績を挙げています。2011年以降、当コースで産駒が20走以上している81頭の種牡馬のなかで第2位です。当レースには同産駒ノルカソルカが登録しています。3月以来の実戦で仕上がり具合がカギとなりますが、昇級初戦の前走、今回と同コースで行われた武庫川Sはクビ差2着と好走。凡走の少ないタイプなので楽しみです。

 (文=栗山求)