元世界No.1アザレンカを下してバドサが優勝優勝を決めた瞬間、第21シードのパ…
元世界No.1アザレンカを下してバドサが優勝
優勝を決めた瞬間、第21シードのパウラ・バドサ(スペイン/同27位)はコートに倒れ込み、うつ伏せになって泣きじゃくる。どれだけ激しく苦しい試合だったかを物語るシーンだった。
シーズンのベストゲームと言ってもおかしくないハイクオリティーな決勝だった。現地10月17日、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/WTA1000)女子シングルス決勝、第27シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ/同32位)と対戦したバドサは、7-6(5)、2-6、7-6(2)で勝利し、WTA1000大会初優勝を成し遂げた。
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第1セット第2ゲーム、バドサは16ポイントの末にキープ。続く第3ゲーム、アザレンカは14ポイントの末にキープ。序盤から相手を激しいラリー戦となる。第7ゲームでバドサが先にブレークするが直後にアザレンカがブレークバック。その後、互いに1つずつブレークを奪い合うと、タイブレークに突入。ここでも互いに3つずつミニブレークを奪い合う。6-5とセットポイントを迎えたバドサが、28本のラリーの末にミニブレークを奪って7-6(5)で第1セットを先取する。なんと互いのポイント数は55ずつという僅差の第1セットだった。続く第2セットは、アンフォーストエラーがわずか2本(バドサ10)と安定感を発揮したアザレンカが3ブレークを奪って6-2でセットを取り返す。
勝負の第3セット、バドサは第2ゲームでブレークに成功し2-0とリードする。しかし、直後の第3ゲーム、15-40から粘りに粘って14ポイントの末にブレークバックを許す。長い試合となり疲れも出てくる中で、集中力をキープして強打を打ち続ける2人は、さらに1ゲームずつブレークを奪い合うとタイブレークに突入する。
ここでそのプレーをさらに引き上げたのはバドサ。自身のサーブを1つ落としたものの、ダウン・ザ・ラインへのウィナー、深いショットでアザレンカのミスを引き出すなどで3つミニブレークに成功すると、6-2でチャンピオンシップ・ポイントを迎える。ここでワイドにサーブを入れると、3球目にフォアハンド一閃。クロスにストロークエースを決めて7-6(2)、ビッグタイトルをものにした。
バドサは会見で「本当にタフな試合だった。彼女が素晴らしいレベルでプレーをしていたので、とてもタフでとても良い試合になった。どのセットでもいいプレーをしなければならなかったし、第3セットでは、最高のプレーができたと思う。それをとても誇りに思っている」と厳しい試合だったと告白。
さらに「今週、不可能なことはないと学んだ。戦えば、頑張れば、何でも達成できる。そして、夢を持つ大切さ。時には厳しい時もある。それでも、私は夢を見ることをやめなかった。だからこそ、最後の瞬間まで自分を信じて頑張ることができたのだと思う。何が起きたのか、とにかくハッピー。このような大会で優勝することは私の夢だったので、今日起こったことは、まだ少し衝撃的よ」と夢が叶ったと語っている。