富士通レディース最終R中止、プレーオフで古江に惜敗 女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディースは17日、千葉・東急セブンハンドレッドC(パー72、6679ヤード)で優勝者を決めるプレーオフが行われ、古江彩佳(富士通)が勝みなみ(明治安田生命)…

富士通レディース最終R中止、プレーオフで古江に惜敗

 女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディースは17日、千葉・東急セブンハンドレッドC(パー72、6679ヤード)で優勝者を決めるプレーオフが行われ、古江彩佳(富士通)が勝みなみ(明治安田生命)を制して優勝。アマ時代を含め、ツアー通算5勝目を飾った。敗れた勝は会見で「古江ちゃんが凄かった」と勝者を称えた。

 この日行われる予定だった最終ラウンド(R)は、降雨によるコースコンディション不良のため、午前10時45分に中止が決定。前日の第2Rを終えて通算12アンダーの首位で並んでいた勝と古江によるプレーオフで優勝者を決定することになった。16番からの3ホールでの勝負。古江が17番パー3でバーディーを奪い、そのまま勝利した。

 勝は、潔く勝者を称えた。プレーオフ2ホール目、17番の第1打を振り返り「うまかったですね~。17番、あの場面であそこにつけられたら、諦めがつきます。古江ちゃんが凄かった」。言葉通り、古江は17番の第1打をピン上2メートルにつけ、バーディーを奪った。

 一方で勝の第1打はピン奥20メートルでパー。16番はともにパーで終えており、1打リードされて最終18番パー4を迎えた。そして、第1打をフェアウェーに置き、第2打はグリーンオーバー。ピンまで残り8ヤードのアプローチはカップをかすめたが、先に古江がパーパットを決めて勝負は決した。

 今季ツアー3勝目を逃したが、2週前の日本女子オープンを制した勝は、今大会も第1Rで63をマークするなど好調を維持。「楽しむ」を自身のテーマにし、プレーオフが始まる前も雨が降る中で笑顔を見せていた。今季残り6試合も「楽しみながら」勝利を目指す。(THE ANSWER編集部)