富士通レディース第2R

 女子国内ツアー・富士通レディース第2ラウンド(R)が16日、千葉・東急セブンハンドレッドクラブ(パー72、6679ヤード)で行われた。19位で出た高木優奈(グランフィールズCC)は7バーディー、2ボギーの67で通算8アンダー。首位と4打差の6位につけた。高木はプロテスト未合格だが、現在賞金ランク69位。50位以内でシーズンを終えれば、11月開催の最終プロテストを受けずに日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)正会員になれることから、最終Rで1つでも上の順位を狙う。

 最終18番パー4。高木は1メートル半のパーパットを決め、右手を小さく上下させた。シーズン終盤で「1打」の重みを強く感じているからだ。

 高木は渋野日向子、勝みなみらと同じ98年度生まれの「黄金世代」で、19年度までに3度プロテストに挑むもすべて失敗している。しかし、19年ステップ・アップ・ツアーで優勝。その権利で得たツアー予選会(QT)で43位に入り、今季はTP単年登録という形で今シーズンを戦っている。

 しかし、来季はその権利は発生せず、試合出場を継続するには、「JLPGA正会員」になる必要がある。つまり、最終プロテストに合格するか、賞金シード権を獲得するか、ツアー優勝を飾るかしかない状況だ。

 今大会で訪れたチャンス。高木は「上位を狙っていかないとシードは取れませんが、しっかり多くバーディーを取って、優勝争いに絡めるようにしたい。まずは1打1打に集中していきたいです」と言った。前週のスタンレーレディスでは、同じ三觜喜一(みつはし・よしかず)コーチに師事する佐藤心結(さとう・みゆ=明秀学園日立高3年)がプレーオフに進出。その戦いをコースで応援し、涙を流しながら敗れた佐藤を励ましていたが、実は複雑な思いもあったという。

「すごいと思いましたけど、『自分はまだ最終組で回ったこともないのに』という悔しい思いもありました。逆に『心結にできるなら私にもできる』とも思いました」。さまざまな思いを込め、高木は最終Rの18ホールに全力を尽くす。(THE ANSWER編集部)