ドミニク・ティーム(オーストリア)は近々プロテニスツアーに復帰すべく順調に回復しており、2022年の「全豪オープン」が彼にとっての大きな目標となっている。最近母国オーストリアのザルツブルクで行われた記者会見で、ティームは1ヶ月以内にトレーニングを再開できる程度まで手首の怪我は回復していると明かした。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。【実際の写真】ずいぶん久しぶりに家で家族や友人と誕生日を祝ったティーム

ティームはまた、自身の新型コロナワクチン接種状況についても語った。最近の情報によれば、「全豪オープン」出場のためにメルボルンに入れるのはワクチン接種を完全に終えた選手だけになりそうだが、ティームはまだ予防接種を受けていない。ティームは、今はまだ試験段階にあるNovavax社のワクチンが接種可能になるのを待っているという。しかし、それが間に合わなければ別のワクチンを接種するつもりだとも明言した。

「実はNovavax社の不活化ワクチンを打ちたかったんだ。でももしそうすることができなければ、その時は別のワクチンを打つよ」

6月の「ATP250 マヨルカ」で手首を負傷した後、ティームは公式戦から遠ざかっている。しかし先週、ティームは怪我についての明るい知らせを公表した。この怪我に手術は必要ないであろうという内容だ。

月曜の記者会見で、ティームはこれとは別の知らせを公表した。軽い負荷でテニスのプレーを再開したというのだ。ティームは今月中にさらなる検査のためベルギーへ飛び、全てうまくいけば11月には本格的なトレーニングを開始できる見込みだという。

「今日、怪我の後で初めて10分間テニスをしたよ。元に戻るためには一歩一歩努力を重ねなければいけない。今日は軟球を10分間打った。明日は15分間かな。(もし検査で問題なければ)11月の初めにようやく、またまともにボールを打てるようになるだろう」

記者会見の中で、ティームは手首の怪我が心の健康にもたらした影響についても語った。ティームによると、「全米オープン」のタイトル防衛に間に合わせようとしていた初めの頃は特に辛かったという。

「特に最初の段階は、心理的にひどかったね。僕はまだ何とか“全米オープン”で復帰することに望みを抱いていた。でもそれから何度も挫折があった。シーズンを早期に終えなければいけないことが明白になってからは、少しましになったよ。そこからは4週間何もしなかった」

怪我のせいでツアーから離れることを余儀なくされている間、自宅で「日常生活」を送るのは興味深かったと、ティームは付け加えた。

「長い間、こんなに長く続けて自宅にいたことはなかったから、普通の日常生活を送るのは面白かった。その時間のおかげで、将来普通の生活を送ることは僕にとって何の問題もないだろうってわかったよ」

ティームはさらに、選手生活で初めて負ったこれほど深刻な怪我にどのように対処しているのかについても口にした。選手生活の「前半」に完全に怪我のない7年間を楽しんだことを思えば、怪我は避けられないものだったとティームは言う。

「僕の選手生活の前半は素晴らしかった。これほど素晴らしい7年になるとは夢にも思わなかったよ。それに僕は深刻な怪我を負ったことは一度もなかった。でも10年か11年、毎日1,000回もボールを打っていれば、いずれ怪我をすることになるのは明らかだ」

「全米オープン」のタイトル防衛真最中だったはずの9月3日に28歳の誕生日を迎えたティーム。「全豪オープン」での元気な姿に期待しよう。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのティーム

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)