優勝候補ズベレフに逆転勝利したフリッツ

現地10月15日、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)男子シングルス準々決勝が行われ、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランク4位)と第31シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同39位)が対戦。フリッツが2度のマッチポイントを凌いで、4-6、6-3、7-6(3)で逆転勝利。ATPマスターズ1000大会で初の準決勝進出を決めた。

【動画】ズベレフ対フリッツハイライト&フリッツの股抜きショットをチェック


第1ゲームでズベレフがブレーク、続く第2ゲームでフリッツがブレークバックというスタートとなった第1セット。第7ゲーム、ミスを引き出してサービスを破ったズベレフが6-4で先取する。このセット、ズベレフはアンフォーストエラーが6本(フリッツは12本)と安定感あるテニスを披露している。続く第2セットは、第4ゲームでチャンスをものにしたフリッツが6-3で奪取する。

勝負の第3セット、先にブレークしたのはズベレフ。第2ゲームで、フリッツはファーストサーブが入らず、ラリー戦で優位に展開されてミスが出てしまう。2-5で迎えた第7ゲーム、フリッツは30-40とマッチポイントを握られる。ここでフリッツは恐れず強打を連発。14本のラリーの末にポイント奪って、このゲームをキープする。続く第9ゲームでも、40-30とマッチポイントを握られたフリッツだが、相手のミスも出て3連続ポイント。土壇場でブレークバックを果たすとタイブレークで2本のミニブレークを奪い、7-6(3)で逆転勝利を果たした。

「気分が落ちていた中で、自分を奮起させる術、試合に戻る術を見つけ出せた。こういう試合や第3セットのタイブレークでは、普通とても緊張するものだけど、今日は自信を持って積極的に自分のプレーができた。プレッシャーがある中で良いプレーができたことは、本当に素晴らしいことだよ。特に、試合の最後は観客の皆さんと一緒に臨むことができた。素晴らしい観客と共に、夢のようだよ」と最後は応援も力になったと語ったフリッツ。

敗れたズベレフは、「正直、今日は私の日ではなかった。勝利まであと一歩だったが、フリッツに素晴らしいプレーをされた。ベスト4に残るのにふさわしい選手だ。今日の負けは精神的に堪える。とても残念だよ。今朝ステファノス(チチパス)が敗れて、私が優勝最有力になったことはわかったけど、私のテニスはそこまでのものではなかったようだ」と記者会見で語っている。

フリッツは続く準決勝で第29シードのニコロズ・バシラシビリ(ジョージア/同36位)と対戦する。バシラシビリは準々決勝で第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同3位)を2-1で破っている。