大本命の登場だ。中日球団は12日、与田剛監督(55)からの成績不振による辞任の申し出を了承し、来季監督として野球評論家…
大本命の登場だ。中日球団は12日、与田剛監督(55)からの成績不振による辞任の申し出を了承し、来季監督として野球評論家の立浪和義氏(52)に就任を要請したと「中日スポーツ」のウェブ版が報じた。
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今季が3年契約の最終年となった与田監督率いるチームは52勝67敗16分け(11日現在)の5位と低迷。長年の課題として、打撃強化が挙げられており、過去には2000本安打も達成している「ミスタードラゴンズ」にチーム再建の道を託すことになった。
同氏は2009年に現役を引退。通算2480安打は球団史上最多で、通算二塁打487はプロ野球記録となっている。そんな安打製造機に期待されるのはまず若手選手の再生だ。
「注目は高卒3年目の根尾です。今季は開幕ベンチ入り、その後も一時は26打席連続無安打、打率も1割台に低迷と苦しい時期は続いたが、与田監督が『期待選手』として一軍に残し続けた。これには、ベンチを温めるぐらいなら二軍で実戦を積んだほうがいいと議論も呼びました」(球界関係者)。
プロ3年目となる根尾昂内野手(21)は67試合に出場し、打率1割6分9厘1本塁打13打点。結局、東京五輪中断後の後半戦は一軍に呼ばれず。本格的なブレイクは来季以降の「宿題」とあって、立浪新監督の手腕に期待が高まる。
また「強化指定選手」といえば、高卒2年目の石川昂弥内野手(20)の存在も欠かせない。名門、東邦高校で高校3年時のセンバツでは4番・投手として全5試合に先発し、5勝を挙げ、打っても大会タイとなる3本塁打をマーク。チームを支える大型内野手として期待を集めながら、今季は6月のウエスタンリーグ・阪神戦で左手首に死球を受け、左尺骨骨折で長期離脱中。体調不良に悩む時期もあり、現在まで一軍定着への道筋はついていない。
これら2人の若手選手のほかにも中日は有望な若手が多いともいわれており、強竜打線の復活なるか、新監督の手腕に早速注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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