達孝太 (たつ・こうた)
●守備 投手●身長・体重 193cm・86kg
●生年月日2004年3月27日●所属 天理高
●球歴 浜寺南中(泉州阪堺ボーイズ)→天理高
●出身地 大阪府●投打 右右
【写真提供=共同通信】

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 センバツ準決勝で東海大相模に天理は敗れた。それまでの3試合で計459球を投げていた達が、左脇腹に違和感を訴えたため、先発を回避した。準々決勝の仙台育英戦でバント処理で足を滑らせた際に痛めたという。

「投げられる状態だったけど、1日でも長く野球をやりたい。メジャーリーガーが目標なので、そこに行くまでは無理しても全く意味がない」
 その時のコメントだ。

 また、夏の奈良県大会、準決勝でサヨナラ負けを喫した直後。
「止まっていてもだめ。メジャーリーガーになってサイ・ヤング賞を取る目標がある」
 そう言って、その日のうちに練習を始めたと言う。将来、メジャーで活躍をしたいと公言している。

 先日、ロイヤルズを退団したことが明らかになった結城海斗と幼少のころから接点があって、憧れを持ってきた。メジャーが身近にあった。

 彼のインタビュー記事を読むと興味深い。ダルビッシュや大谷の本を読んだり、動画を見て研究しているという。千賀や田中将大らの名前も出てくる。個人的に、球速・スピン量が測れるラプソードを持っているというから、いかに研究熱心か伺える。

 回転数、角度、軸、ステップ幅などメカニックに気を配る。最近は腰の軸を見直したという。骨盤の回転を横から縦にした。リリースの位置が高くなって、ボールに角度もついたそうだ。

 ついには解剖学、栄養学にも興味を持って本を読んでいるとか。

 自分を俯瞰して見つめることが出来る。この情報は自分にとって必要か不要か。今、やるベきことは何か。

「これ以上、投げても、意味がない」と監督に自ら申し出てマウンドを降りたことがあったそうだ。

 そして「5年後、10年後が一番、大事」と言い切る。

 上背があって手足が長いのは他人にない長所だ。彼のピークは投手として体ができた時。岩隈久志や藤浪晋太郎といった長身選手とだぶらせるスカウトが多い。

 在阪のスカウトがいう。
「達君は地元が近いこともあって中学から見てる。メジャー志向でその目指す所の大きさに目が離せない選手。身長も伸びて手足が長くなって体もバネがついた。角度のあるストレートに惚れ込んでます。腕がしなって、むちのように投げる。まだ体の線が細いので、がっしりしてくればさらに安定する。カーブ、スライダー、フォークなど変化球を投げるのも好きだし。将来性は未曾有です。球速は155は普通に出ると思いますよ」

 またあるスカウトは球持ちが良いという。
「打者寄りでリリースするので、球を押し込められる分、バッテリー間の距離が短く感じられる。打者もタイミングが取りづらく感じた。打者が捉えた打球が伸びず外野を越されるイメージがない。スライダーもカウント球になるし、フォークも決め球にしようと努力している」

 そして何よりのアドバンテージはその、貪欲な探求心、ちょっと常人とは違っている。