1998年9月30日、ロジャー・フェデラー(スイス)はATPツアー大会本戦での初勝利を収めた。プロに転向したその年に、出…
1998年9月30日、ロジャー・フェデラー(スイス)はATPツアー大会本戦での初勝利を収めた。プロに転向したその年に、出場2大会目の「ATP トゥールーズ」で、当時世界ランキング45位だったギヨーム・ラウー(フランス)を下したのだ。【実際の動画】「ただ明日良いプレーができるように」と語る17歳のフェデラー
先日の9月30日、フェデラーの初勝利から23周年を祝い、Tennis TVが懐かしい動画をTwitterに投稿。当時17歳のフェデラーが、トゥールーズ大会出場前に予選突破したいと意気込みを語った。
「本戦に出場できるよう予選を突破したいと思っているけど、期待しすぎないようにしている。ただ、明日いいプレーができるよう願っているよ」と若々しいフェデラーはインタビューに答えている。
同年、ジュニア部門で素晴らしい成績を収めたフェデラーは、トゥールーズ大会の予選にワイルドカード(主催者推薦枠)として出場の機会を与えられた。本戦進出後はラウーを6-2、6-2で下し2回戦に進出。世界43位のリチャード・フロムバーグ(オーストラリア)も6-1、7-6(5)で下したが、続く準々決勝でその後大会優勝者となった世界20位のヤン・シーメリンク(オランダ)に6-7(5)、2-6で敗れた。
その次にフェデラーが出場した「ATP バーゼル」では、1回戦で当時世界8位のアンドレ・アガシ(アメリカ)と対戦。アガシはフェデラーを6-3、6-2で下し、396位だったフェデラーに力の差を見せつけた。
今となってはグランドスラム20勝のレジェンドも、ツアー大会本戦3勝目は1999年の2月まで待たなければならなかった。3勝目となった「ATP マルセイユ」の1回戦では、世界5位のカルロス・モヤ(スペイン)に7-6(1)、3-6、6-3で勝利し、観客を驚かせた。
1998年に1勝目を挙げてから23年間で更に1250勝を積み重ねているフェデラー。200勝毎に振り返ってみよう。
1勝目 対ギヨーム・ラウー(フランス) 1998年9月30日 ATP トゥールーズ1回戦
200勝目 対ミカエル・ユーズニー(ロシア) 2003年6月14日 ATP ハレ準決勝
400勝目 対トミー・ハース(ドイツ) 2006年1月23日 全豪オープン4回戦
600勝目 対チアゴ・アウベス(ブラジル) 2008年8月29日 全米オープン2回戦
800勝目 対フアン・モナコ(アルゼンチン) 2011年11月11日 ATP1000 パリ準々決勝
1000勝目 対ミロシュ・ラオニッチ(カナダ) 2015年1月11日 ATP250 ブリスベン決勝
1200勝目 対ガエル・モンフィス(フランス) 2019年5月9日 ATP1000 マドリード3回戦
23年前の1998年、17歳のフェデラーはツアー大会本戦では2勝しかあげられなかったが、主要大会のジュニア部門で大活躍を見せていた。まず、フェデラーは「全豪オープン」ジュニア部門のシングルスとダブルスで準決勝に進出。その後、「ウィンブルドン」ジュニア男子シングルスに第5シードで出場し、1セットも落とさず優勝。さらに同大会ではオリビエ・ロフス(ベルギー)とペアを組みダブルスにも出場し、ミカエル・ロドラ(フランス)とアンディ・ラム(イスラエル)のペアを決勝で破り、シングルスとダブルスのダブル優勝を飾った。そして同年の「全米オープン」ジュニア部門では、シングルス決勝で16歳のダビド・ナルバンディアン(アルゼンチン)と対戦。惜しくも敗れ準優勝となったが、その後もナルバンディアンとフェデラーはツアー大会で何度も対戦し、素晴らしいライバル関係を築いていった。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「UNIQLO LifeWear Day Tokyo」でのフェデラー
(Photo by Jun Sato/WireImage)