■ステイフーリッシュ

心房細動明けだった前走オールカマーでは、直線で渋太く脚を伸ばしたステイフーリッシュ。5着に敗れたものの、2着馬からコンマ1秒差なら着順ほど負けている印象はなく、むしろ病み上がりをうまく立て直したと言っていいだろう。さらに、1枠の2頭で決着した馬場状態を考えれば、大外16番からの好走も評価していい。

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前走から中1週と間隔が詰まっているが、アクシデント明けをひと叩きされたことでスイッチが入ったよう。6日の最終追い切りではキビキビと坂路を登坂しており、馬体の締まりも目を引いた。そして今回は3枠3番の好枠もゲット。前進の材料は揃っている。

2018年の京都新聞杯を最後に勝ち星から遠ざかっているものの、競走中止となった2走前の札幌記念を除くGIIでは、ここ2年間掲示板を外していないようにこのクラスでは力上位の存在。歯車がかみ合えば馬券圏内も十分あり得るだけに、積極的に買い目に加えておきたい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長 アスリートの素顔を伝えるメディア『SPREAD』の編集長。旅行・アウトドア雑誌のライターを経て、競馬月刊誌「UMAJIN」の編集長として競馬業界へ。その後、Neo Sports社にて、「B.LEAGUE」「PGA」「RIZIN」等のスポーツ×ゲーミフィケーション事業に携わり、現在に至る。競馬は、1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。