■ダノンキングリー【中間調整】体調不良からの回復を待ったこともあり、前走の安田記…

■ダノンキングリー

【中間調整】体調不良からの回復を待ったこともあり、前走の安田記念は7カ月ぶりの一戦。さすがに半信半疑で8番人気という評価だったが、直線では外を鋭く伸び女王グランアレグリアを差し切って、待望のGI勝ちを果たしている。その後、秋は国内専念で毎日王冠から天皇賞という路線を敷き、8月20日と比較的早い段階で美浦に戻っている。しばらくは速い時計を出さず、じっくりと立ち上げ9月8日にウッドで3F37秒8-1F11秒2(馬なり)をマークしたのが初時計。さっそく前向きな走りで、リフレッシュ効果の大きさをアピールしている。以降、1週前までウッドだけで速い時計。2週前、1週前追いの併せ馬でしっかり負荷を掛けてやり、レースに向けていい気合いを注入することができた。

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【最終追い切り】最終追いは前走同様、疲れを残さないようダートコースでの併せ馬。この馬にとっては帰厩以来初めてのダートでの速い時計だったが、高回転でスムーズに加速。相手に取り付いてからは引っ張り切りの手応えで相手を圧倒し、楽々併入に持ち込んだ。

【見解】前走時は中間にその時その時の判断で坂路、ポリ、ダートと体調面に気を使いながら追うコースを替え、苦心の調整だった。今回は最終追い以外ウッドオンリーで、体調面にまったく不安のないことの証だろう。1週前の時点で万全に仕上がっており、負荷はもう十分と判断したか、最終追いは前回同様、気分良く走れるダートで行えたのもいい。間違いなく前走以上の気配にあり、文句なしのデキで走れる。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。