錦織圭、2回戦の相手エバンズについて「嫌いな選手ではない。チャンスはある」10…

錦織圭、2回戦の相手エバンズについて「嫌いな選手ではない。チャンスはある」

10月7日、「BNPパリバ・オープン」男子シングルス1回戦で、錦織圭(日清食品/世界ランク53位)は、ジョアン・ソウザ(ポルトガル/同182位)と対戦し、6(5)-7、6-3、6-2のフルセットで勝利し2回戦進出。試合後には「戦い方として今日はまだ100点ではなかった」と語った。

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前週のATP250サンディエゴ大会、試合数日前に腰を痛めて棄権した錦織。USオープン以来、約1ヵ月ぶりの実戦となったこの日の試合、第1セットでは先にリードを奪うも、遅いサーフェスにタイミングが合わず、ミスが増えていく。そしてタイブレークの末に第1セットを落としてしまう。だが、第2セット途中から、リズムをつかみ始めるとミスも減り、ラリーの主導権を握るように。2度のブレークで第2セットを奪い、ファイナルセットへ持ち込むと、ソウザのサービスゲームを4度破って逆転勝利を収めた。

試合後、錦織はケガをした腰について「昨日ぐらいからマシになった」とほとんど練習ができないまま、初戦に臨んでいたと説明。さらに、「最近の傾向としては速いサーフェスが多いですけど、ここはいつも通り。なかなかショットが決まらない。戦い方として今日は100点ではなかった」と、インディアンウェルズならではの遅いサーフェスに苦戦したとも語った。

2回戦で錦織は、キレのあるバックハンドスライスや攻撃的なフォアハンドを武器とする第18シードのダニエル・エバンズ(イギリス/同22位)と対戦する。「跳ねるボールをうまく使いながらやりたい。嫌いな選手ではないので、チャンスはあるかなと思う」とした。

以下、会見での錦織の一問一答である。

Qファイナルセットまでいきましたが、腰の状態やサーフェスが遅さ、あるいはソウザのプレーが良かったのでしょうか?

「正直、昨日ぐらいにやっと(腰が)マシになってきたので、ほぼ練習はしていなかった。そのせいもありながら、最初はショットの感覚だったり、セレクションが悪かったですね。徐々にリズムをつかめて、特にファイナルセットはやっと戻ってきた感じはあった。回り込みとラリーが結構苦戦したかな。展開も早かったですし、すぐにフォアに振られてというパターンが多かったので、そこは苦しい場面もありました」

Q.相手は予選上がりの選手でやりにくさもある一方で、プレースタイルもわかっていたと思う。やりやすさとかはどうでしたか? また、インディアンウェルズのコンディションについてどうですか?

「まだ若干やりにくさはありますね。ボールがUSオープンとかに比べると、最近の傾向として速いサーフェスが多いですけど、ここはいつも通りの感じなので、なかなかショットが決まらない。決めにくかったり、体重を思い切り乗せて打たないとウィナーが取りづらいので、そこの大変さは感じます。慣れてくれば よくはなってくるんでしょうけど、そこの戦い方として今日はまだ100点ではなかった。さっきも言いましたけど、展開が早かったように思えたので、クレーコートとかだったら逆クロスが多かったり、回り込んでバックに打ってくるのが多かったので、それに苦戦したのはあるかもしれないです」

Q.次の相手であるエバンズの印象、またどのように試合を進めていきたいですか?

「そもそもスライスを打たれたときにウィナーが取りづらいので、ちょっと工夫しないといけない。そのぶん、逆にスライスも打ちづらいので、跳ねるボールをうまく使いながらやりたいなと。そんなに嫌いな選手ではないので、対戦成績的にも。チャンスはあるかなと思います」

Qインタビューでラケットを変えたのが大きかったと言っていましたが、どの場面で、どういう変化があったのでしょうか?

「1セット目から頼んでいたラケットがなかなか来なくて、1時間半ぐらいかかったのかな。普段だったら30分以内で来るのに。というところで、ずっと待っていた。テンションは同じですけど、最後のラケットでずっとやっていたので、早く来ないかなという。テンションも暑いので変わりやすいし、柔らかくなりやすい。ラケットを変えた瞬間にポイントを連続して取れたので、良かったかなと思います」

Q.本来ならこの時期はアジアスイング(アジアでのツアーの時期)が行われていますが、アメリカでツアーを回りやすいと思う反面、日本に行けなくて残念という思いもあると思いますが、どう感じていますか?

「僕的にはラッキーですけど、ヨーロッパの人とかにとっては結構辛いスケジューリングだなと思います。日本では2年連続でできていないので、かなり寂しいところはありますけど、なかなかエキジビションも今年はできづらいので、このままいくと。ちょっとそこらへんの寂しい思いはありますね。どうこうできるわけでもなく、しようがないですけど、来年こそはあればいいなと思います」

Q.全豪オープンの開催地であるビクトリア州がワクチン接種を義務化していますが、錦織選手はどのように考えていますか?

「んー、まぁルールで決められたことはしようがないですけど、僕は打ちましたけど、別に打たなくてもいいかなとは思っています。いろんなケースもあるので、体調を崩したり、もしかしたら危ないケースにつながったりもある可能性があるので、慎重に。飛び回っている僕らは打った方が安全なのかなと思いますけど、打つにしてもリスクがありますし、シャルディー*のことも聞きましたし。それは一人一人が判断していいんじゃないのかなと思います」

*9月24日、ジェレミー・シャルディー(フランス/同77位)は新型コロナウイルスワクチン接種の副反応を理由にシーズンを中断すると発表している