ブライト健太(ぶらいと・けんた)
●守備 外野手●身長・体重 184cm・84kg
●生年月日 1999年5月7日 ●所属 上武大
●球歴 葛飾野高→上武大
●出身地 東京都 ●投打 右右


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 今春、これまでの実績が嘘かのような大ブレイクを果たした身体能力抜群の大型外野手だ。

 昨秋までの関甲新学生リーグ戦通算成績は3試合8打数無安打5三振。自身も「ひどいですよね」と苦笑いするほど低調な成績に終わっていた。

 ブライト在籍時で東京都大会2回戦が最高成績の都立葛飾野高校から、2013年春に大学日本一に輝いた大学球界屈指の強豪・上武大に進んだのだからポテンシャルがあることは間違いなかった。だが、「荒削りで何が何でもホームランと思っていて、ボール球や変化球の見極めができていなくて、バットに当たらない打者でした」 と振り返るように、大きな結果を求めるがあまり空回りしていた。

 3年生までレギュラーになれずにいれば、一般の就職活動に重きを置くようになってもおかしくはないが、それでもブライトは諦めなかった。「監督や先輩の思いにも応えないといけないという自覚ができたことが一番大きいと思います」とより意識を高めて試行錯誤をする中で、課題にしてきたタイミングや間の取り方のコツをようやく掴んだ。

 すると、そこからは一気にプロへの階段を駆け上がった。春季リーグの開幕戦に4番・左翼手で出場すると、2本の二塁打を含む4打数4安打2打点。主軸の役割を果たす幸先の良いスタートを切ると、その後は打ちまくりリーグ戦打率.380、3本塁打12打点の活躍でMVPを獲得。リーグ優勝に貢献し、自身の野球人生初となる全国大会となる大学選手権に乗り込んだ。

 ここでも初戦でドラフト上位候補の隅田知一郎(西日本工業大)から左翼席に飛び込む本塁打を放つなど、13打数8安打、打率.615、2本塁打5打点の大活躍。日本一となった慶應義塾大に準決勝で惜しくも敗れたが、チームを全国4強に導く大活躍を遂げた。

 また、外野守備でもバネのある高い走力と優れた勘で後方の打球も難なく捕球するなど、持ち味を存分に見せつけた。これにはスカウトたちも「身体能力の高さや長打力に加えて、守備が想像以上に良い」と驚かせ、瞬く間にドラフト上位候補にまで駆け上がった。

 性格面も谷口英規監督が「ハートがいい。今どきの子に少ない男気や侍魂を持っている」と評すナイスガイ。プロ野球の世界でも、持ち前の身体能力と気持ちのこもったプレーを見せれば、一気にチームの中心選手やムードメーカーになる可能性を大いに秘めている。

文・写真=高木遊