10月10日、阪神競馬場でGⅡ京都大賞典(芝2400m)が行なわれる。 このレースは通常は京都で行なわれるが、京都競馬…
10月10日、阪神競馬場でGⅡ京都大賞典(芝2400m)が行なわれる。
このレースは通常は京都で行なわれるが、京都競馬場改修の影響もあり、今年は阪神競馬場での開催となった。前回、阪神でレースが行なわれた1994年は距離が2500m。2400mでのレースは1980年以来だが、1991年に全面改修されているため参考外と言える。ちなみに現在、「阪神/芝2400m」での重賞はGⅡ神戸新聞杯のみ。同レースは今年、「中京/芝2200m」で行なわれているため、今年はこのレースのみとなる。
この「阪神/芝2400m」は、3勝クラスの御堂筋Sなど年間15~17レースほど。今回はそれらの血統的傾向から京都大賞典を占ってみよう。
今年3月に開催された御堂筋Sの勝ち馬は、今回もエントリーしているディアマンミノル(牡4歳/栗東・本田優厩舎)だ。

重賞初勝利を狙うディアマンミノル
御堂筋Sは後方追走から直線で鋭く脚を伸ばし、鮮やかに差し切っている。その後は、メトロポリタンS(東京/芝2400m)で自身最速の上がり3F33秒9を記録しての3着。さらに、距離不足のGⅢ函館記念(函館/芝2000m)で勝ち馬から0秒5差の4着と、勝てないながらも地力強化を示している。
父オルフェーヴルの産駒は、今年の「阪神/芝2400m」では最多勝となる3勝(10戦)。出走数が多いディープインパクト産駒(12戦1勝)などより好成績を残しており、今年4月にはアイアンバローズが2勝クラスの白鷺特別を勝利。オルフェーヴル自身も、2011年の神戸新聞杯を勝利している舞台だ。
ディアマンミノルは兄にGⅢ新潟2歳Sを勝ったモンストールがいて、祖母はGⅠオークス馬イソノルーブルという良血。充実の4歳秋を迎えたこともあり、重賞初制覇に期待したい。
また、同じ父で前述のアイアンバローズ(牡4歳/栗東・上村洋行厩舎)も出走予定。5月の緑風S(東京/芝2400m)を勝って以来の出走となるが、その前走の白鷺特別は2着に5馬身差をつける圧勝で、4歳になって大きな成長を感じさせる。兄に米GⅠベルモントS(ダート12F=約2400m)を勝ったパレスマリスがいる良血開花に期待したい。
「阪神/芝2400m」でもう1頭注目すべき種牡馬がエピファネイア。まだ8戦と出走数は少ないが、昨年の兵庫特別(2勝クラス)を勝ったロールオブサンダーなどで3勝を挙げ、2着1回、3着1回。勝率37.5%、連対率50%という好成績を残している。
今回、エピファネイア産駒で出走を予定しているのがアリストテレス(牡4歳/栗東・音無秀孝厩舎)。昨年のGⅠ菊花賞(京都/芝3000m)で2着になり、今年のアメリカJCC(中山/芝2200m)を勝った馬だ。「阪神/芝2400m」は初めてとなるが、阪神ではすみれS(芝2200m)2着と好走歴がある。
父エピファネイアも、オルフェーヴルと同じくGⅡ神戸新聞杯の勝ち馬で、伯父リンカーンは京都で行なわれた京都大賞典の勝ち馬。その他、いとこアドミラブルがGⅡ青葉賞(東京/芝2400m)、伯父ヴィクトリーがGⅠ皐月賞(中山/芝2000m)、祖母の兄フサイチコンコルドがGⅠ日本ダービー(東京/芝2400m)勝ち馬と、芝2400mを中心とした芝中長距離戦線に強いファミリーだ。
以上、今年の京都大賞典は、コース実績のあるオルフェーヴル産駒ディアマンミノル、アイアンバローズ、エピファネイア産駒アリストテレスの3頭を狙ってみたい。