巨人が首位・ヤクルトに痛恨の連敗を喫した。6日のヤクルト戦(神宮)に0―3。先発のメルセデスは6回途中まで投げ2失点と…
巨人が首位・ヤクルトに痛恨の連敗を喫した。
6日のヤクルト戦(神宮)に0―3。先発のメルセデスは6回途中まで投げ2失点と粘投したが、この日も打線の援護はなし。3試合連続2桁三振となる12三振を喫し、今季11度目の完封負けとまさにどん底。残り13試合で首位ヤクルトとのゲーム差は7・5、2位阪神とも6・5ゲーム差をつけた。この日、ヤクルト、阪神はそろってCS進出を決めた。
期待された打線はこの日も目覚めなかった。復調気配の丸を5番に据え、久々に「サカ・オカ・マル」(坂本、岡本和、丸)のクリーンアップを形成したが、合計11打数1安打と不発に終わった。首位のヤクルトとは7・5差。逆転Vには絶望的な数字となったが、原監督は「先のことは誰も分からない。今日のゲーム、一打席、一球を大事にする。ベストを尽くす」とあきらめない姿勢を示した。
一方でこの3連戦の中でもヤクルトは初戦に村上が併殺崩れのためにヘッドスライディングを敢行など、勝利への執念を見せる中、巨人打線は簡単に三振を取られるなど淡泊な攻撃が目立つ。リーグ2連覇を果たしたチームに一体、何が起きているのか。最近、指摘されているのが「負けゲームでもナインに笑顔が見られること。勝利への執念が感じられないと、巨人OBの堀内さんや中畑さんが指摘しています」(放送関係者)。
屈辱のカード3連敗となった先の中日戦でも象徴的なシーンがあった。先月30日の中日戦、チームは左腕エースの大野相手に二塁も踏めず0―1と惨敗。わずか2時間15分のワンサイドゲームとなった。この日が今季のバンテリンドームの最終戦とあって、試合後、首脳陣、選手が左翼席の巨人応援団にあいさつに向かったが、ベンチに戻る中には笑顔が見られた選手もいた。この日は試合中にもベンチでコーチ陣が談笑する姿が中継の画面に映し出されるシーンもあった。
「確かに負けが込んでいるからとあって、切り替えは必要。ただあれほどの完敗した試合では、やはり選手、コーチ陣ともに悔しさはないのかと感じてしまう。こういったところも今のチームの覇気のなさにつながっているのではないでしょうか」(同)。
逆転Vは限りなく厳しい状況だが、チームにはまだCSからの下剋上も残っている。敗因の要因は一つではないが、首位ヤクルトとの対戦で浮き彫りになった「熱量の差」は何としてでも埋めたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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