【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・10/3 凱旋門賞(仏G1・パリ…
【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】
◆先週の血統ピックアップ
・10/3 凱旋門賞(仏G1・パリロンシャン・芝2400m)
人気薄の4歳牡馬トルカータータッソが中団追走から差し切って優勝、ドイツ調教馬が10年ぶり、通算3回目の凱旋門賞制覇を成し遂げました(他の2頭は1975年のスターアピールと2011年のデインドリーム)。
勝ち馬は昨年のドイツ年度代表馬で、これまでにベルリン大賞(独G1・芝2400m)、バーデン大賞(独G1・芝2400m)などを制しています。とはいえ、前走までドイツ国外で走った経験がなく、ここ最近のドイツ調教馬は以前ほど国際レースで活躍していない現状を踏まえると、評価するのは難しい馬でした。
道悪が大きな助けとなったのは間違いありません。ドイツは年間のサラブレッド生産頭数が1000頭に満たないのですが、それでいて定期的にこうした大物を送り出すのですからさすがというべきでしょう。
父アドラーフルークはサドラーズウェルズ系で、2020年の独リーディングサイアー。トルカータータッソ自身はアルヤ=アレグレッタ3×4という鮮やかな全姉妹クロスを持ちます。アレグレッタは名牝アーバンシーの母で、名種牡馬ガリレオやシーザスターズの2代母としても有名です。トルカータータッソはこの2頭の血を持たず、それ以外のラインを使って全姉妹クロスを実現しています。
◆今週の血統注目馬は?
・10/10 六社S(3勝クラス・東京・芝2400m)
東京芝2400mと相性のいい種牡馬はルーラーシップ。2011年以降、当コースで産駒が20走以上した38頭の種牡馬のなかで、連対率28.7%は第1位という優秀な成績です。このレースにはウォーターパルフェ、キタサンバルカン、タイセイモナークの3頭が登録しています。いずれも休み明けなので仕上がり具合に注意が必要です。
(文=栗山求)